チャート分析 PR

チャート分析で根拠を持つこと

昨日のユーロドルの続きを見てみましょう。
24時間前は、「1.2100をブレイクするかどうか」の場面でした。結局どうなったのか、5分足で見てみます。

ヘッド&ショルダーズでした。
先日からユーロ円でも見られる、天底圏でよくでるパターンですね。ファンダメンタルの突発的な材料が出ることもなく、テクニカルで「反転」するときに限りますが。チャートパターンは、数時間とか1日かけてゆっくり形成されます。

私はアジアタイムでチャート分析し、ロンドンからトレードすることが多いです。ロンドンは、下記のようになりました。

16:00を過ぎた時、ネックラインを下抜けたので、ヘッドができました。ただ、これだけではチャートパターンができていないので、方向性は分かりません。3時間かけて、右ショルダーを作りました。5分足だけ見ていると、16:00~19:00は、ネックラインを挟んで上下に振り回されるので注意が必要です。右ショルダーという「チャートパターンを作っている最中」ですから、方向性が決まっていません。方向性がでるまで、買いと売りの圧力が交錯しますから、高みの見物がいいです。16:00~19:00のもみ合いを静観することは、とても大事に感じます。

ヘッド&ショルダーズが形成され、Aで下落が加速しました。ニューヨーク時間の短期トレンドです。1.2100より上でショートできればベストですが、天井をとらえるのは難しいです。時系列で自分なりに解説していくと、「天井でショート」するのは無理だと分かります。ただ、他の分析方法なら、天井でショートはいくらでも可能です。あくまでも、短期的なチャートパターン形成のフォーカスした場合です。

どんな方法でもいいので、根拠を持ってトレードすることが大切だとお分かりいただければ幸いです。