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FXで1億円稼ぐまでに実践した3つのこと

FXをやるなら、誰もが稼ぎたいと思いますよね。

それも、月数万といったお小遣い程度の額ではなく、何億も稼ぎたいと思うのが人間です。実際、FXで億を稼いでいる人は、日本だけでもたくさんいます。いまや、FXで億万長者になるのは、珍しいことではありません。

しかし、FXは大きなリターンが期待できる反面、極めてハイリスクな投資です。手間をかけずに簡単に億を稼げるほど、甘くない世界です。少し手を抜けば、すぐに大損してしまいます。億を稼ぐには、いばらの道といえるでしょう。

そもそも、何をすればいいか分からないですよね。どうすれば勝てるようになるのか、イメージできないのではないでしょうか。そこで、私が初心者のときに何をして1億稼ぐまでに至ったのか、メンタルや心構えなどではなく、実際に行動してきた3つのことを紹介します。

インプットしてアウトプットする、その際、仮説を立てて検証することが大事です。3つ目の、仮説を立てることが本当に重要になります。仮説をたてるために、インプットとアウトプットを行なうというイメージです。インプットとアウトプット無くして仮説は立てられない、とも言えます。

それでは、順番に見ていきましょう。

1.書籍を読んでインプット

FXをスタートしたら、まずやることは、最低限の知識をインプットすることです。

そのために、書籍を読みあさりました。これからFXを始めたい方は書籍を読むことがおススメです。

私がFXを始めたのは15年ほど前、2008年のリーマンショックよりも前です。

当時は、FXに関する情報はインターネット上では少なく、あったとしても一部をかいつまんで説明されているため、分かりにくかったです。そのため、書籍を読んで勉強するしかなかったです。

FXに興味を持ったのは、書店の投資関連コーナーに、FXの本が並び始めたからです。書店のFXのスペースが増えてきたので、いやでも目に付いた、という感じです。商品先物のディーラーをやっていたこともあり、為替は当然知っていました。

書籍のタイトルって、すごい魅力的ですね。

「簡単に勝てる!」
「1日10分のチェックで1億稼げる」

投資でお金持ちになりたかった私にとって、試さないわけにはいきません。

それから、本屋で平積みされているFXの本は、片っ端からよみあさりました。2年で100冊くらいは読んだと思います。結果的に、このときに大量の知識をインプットすることができました。

1.1. 本を読むと全体像がつかめる

本のメリットは、FXに関する知識が網羅されていることです。

知識をインプットするうえで重要なことは、最初に全体像を知ることです。広く浅く知ることが、FXの世界がどんなものかを理解するために有効です。書籍を読むことでは、全体像をつかむことができるのです。

また、本は集中して読み切ることができます。

何かをインプットするときは、集中が必要でしょう。そうすると、おおよそこんな知識があれば勝てるようになるのか、というイメージがわいてきます。

FXの情報は、今はネットで見ることができますが、情報の量と質において、本にはかなわないと思います。特定のサイトを、何時間も閲覧することは無いですよね。ネットだと飽きがきて、すぐ他のサイトへ飛ぶのではないでしょうか。その点、書籍だとかなり集中できます。結果、短時間で知識を網羅することができます。

そして、何冊と読んでいくと、必ず重なる内容がでてきます。

もう知っているよ、と思うかもしれません。しかし、どの著者でも伝えたいことが同じということは、それだけ重要度が高い証拠でもあります。本によって説明のしかたや具体例が違うので、違う視点からとらえることができ、確実にインプットされていきます。

ぜひ、FXの本を読んでください。

1.2. 本の選び方

では、本の選び方を説明します。最初は、どのように本を選んだらいいか、分かりませんよね。

FXの本には、主に5つのジャンルがあります。

1. 入門書
2. ファンダメンタル系
3. テクニカル系
4. ノウハウ系
5. メンタル系

細かくいうと他にもあるかもしれませんが、おおよそこの5つにジャンル分けると、選び方が楽になるはずです。初心者向けのものから、一度では理解できない難しい本もあるので、レベルに応じて読む本を決める必要があります。これからFXを始めるなら、入門書がいいでしょう。

どの書店でも、投資コーナーがあればFXの入門書は平積みされているはずです。平積みされている本は、よく売れている本や書店が厳選して置いてあります。そのため、変な入門書はありません。平積みされている入門書は信頼できるので、何冊か選んでみてください。

入門編を読んだら、ファンダメンタルとテクニカル、そしてノウハウ系という順番で読むのがおススメですが、順番は問わないです。ただ、メンタル系は、トレード経験がないと共感できない部分が多く、実践してから読むのがおススメです。

ちなみに、私が出版している「最強のFX1分足スキャルピング」「最強のFX15分足デイトレード」はノウハウ系で具体的なトレードルールを説明した手法です。「最強のFX1分足スキャルピングエントリー&イグジット実践ノート」はテクニカル系です。トレードルールを作るためのテクニカル的な知識です。ただ、テクニカル分析の独自の使い方もふんだんに書いたので、テクニカル~ノウハウの間です。

100冊も読む必要はありませんが、入門書・ファンダメンタル・テクニカルを5冊くらい読むと、かなり理解できると思いますよ。ですから、ここでは私の書籍をおすすめすることはしません。最初のステップは、まず書店へ行き、入門書から読み始めることです。それが、私が実際にやったことです。

2.チャート分析でアウトプット

インプットしたら、次はアウトプットしました。

いろいろなインジケータを表示したり、ラインを引いては消す、これを繰り返しました。本で読んだおすすめの設定などは、すぐに試しましたね。何をやっていいか分からないので、チャートをいじる位しか、なす術がなかったかもしれません。

アウトプットしてすぐに気付いたことは、為替の値動きはあまりにも不確実すぎて、インプットした知識が全く活用できないことです。書籍を読むと、何か勝てるような気がしますが、実際はうまくいきません。それどころか、上げるか下げるかの確率二分の一なのに全く分からなかったです。インプットしても、全く勝てるようになりません。

おそらく、どんな方でも同じではないでしょうか。チャート分析でアウトプットし始めて、すぐに勝てるわけないのです。しかし、それでいいのです。知識を得ることと、トレードで勝つことは、全く別だからです。最初は、スポンジのように知識を吸収する時期であり、トレードで勝つ時期ではありません。

2.1. 値動きの感覚を身に付ける

トレードでアウトプットを始めたら、何のためにそれをやるのか目的を決めるといいでしょう。私が意識していたことは、利益を上げることではなく、「値動きの感覚を身に付ける」ことです。

トレードを始めたら、エントリーして利益を上げなければならない、と考えるかもしれません。しかし、稼ごうとして自らプレッシャーをかけることになり、焦りが出てきます。そうではなく、値動きの本質やチャートの規則性を意識的に見るようにしていました。

おおよそ気付いたのは、次のようなことです。

・上げ下げにはリズムがあること
・あるポイントを抜けると値が走る
・ある価格に到達すると値が止まる
・トレンドが出る時間とレンジになりやすい時間がある
・経済指標がどれだけ相場に影響するか

私がFXを始めた頃は、経済指標があるたびに相場が乱高下しました。しかし、今は経済指標で相場が動くことはあまりないので、考えなくていいでしょう。当時は、今と比べ物にならないほど経済指標の影響がありました。

あくまでも感覚的なことなので、「為替ってこういうふうに動くんだ」と漠然としていてもいいでしょう。ただ、毎日チャート分析をやっていると、必ず得るものがあります。

私も、本を読んでチャートをいじるという日々の作業が、インプットとアウトプットのルーティンになっていたと思います。インジケータについては相当詳しくなり、自分に合うものをうまく使いこなすことが大事だと分かるようになってきました。

本を読んでインプットしたから、アウトプットして身につくものです。どんなにチャート分析してても、知識がないと感覚は見につきません。あくまでも、知識ありきのチャート分析です。

まず、利益よりも値動きの感覚を身に付けるつもりでアウトプットしてみてください。 

2.2. 質を上げるには量をこなす

今でこそ、使うインジケータや、戦略を立てるためのラインの引き方も決まっていますが、当時は手探り状態でした。

MT4を使っていましたが、装備されている機能は全て使い倒したという感じです。チャートに触れる時間が長かったので、チャート分析の量をこなすことができ、それが質を上げることになったのでしょう。

トレードルールは決まっていませんでしたが、いろいろなやり方でエントリーはたくさんしていました。ルールを決めてから量をこなすのが一番良いのでしょうが、当時はそれができてなかったですね。それでも、量をこなすと、どんなポイントでトレードすればいいのか、何となくわかってきます。

本を読んで、チャートに触れる。この繰り返しが必要です。量をこなす期間ですが、最低でも1年は続けてください。

3年くらい必要かもしれません。確かなことは、3ヶ月や半年で結果を出そうとしていると、焦るだけです。かりに3年は利益を求めず、慣れることに集中すれば、気持ち的に楽ですよね。結果として、半年や1年くらいで利益が出始めるのではないでしょうか。

少なくとも、数ヶ月といった短期間で見積もっていると、痛い目に合います。ちなみに、私は勝てるようになるまで4年から5年はかかっています。これは長いでしょうか?億を稼ぐための準備期間ととらえれば、決して長くないです。この先、何十年と勝てるスキルが身につくのですから。すぐに勝とうとせず、長い目で取り組むといいでしょう。

3.仮説を立てる|どこで勝てていたのか

上述しましたが、私は最初の4年から5年は、全く勝てませんでした。

何が足りなかったかというと、「仮説を立てる」ことです。いわゆる、検証ですね。インプットとアウトプットは毎日やっていました。しかし、実践に即した行動が一歩足りなかったのでしょう。

利益を上げるまでにいくには、エントリーからイグジットまでのルールが必要になります。この、ルールを作る、という行動をしていなかったのです。

ルールを作るためには、仮説を立てて検証をしなければなりません。これをやり始めてから、すぐに結果がでました。自分でもびっくりするほど勝てるようになりました。

どのような仮説の立て方か、見ていきます。

3.1. 勝てそうなポイントを探す

仮説を立てるとは、過去チャートにおいて、

どこでエントリーすれば勝てていたか

これを毎日行なうのです。

現在進行中のチャートだと、「どこでエントリーすれば勝てそうか」という予想になりますので、難しくてできません。そうではなく、「どこなら勝てていたか」という後付けです。あくまでも、出来上がったチャートをさかのぼって検証しました。

だいたい25時から26時にかけて、トレードを終わりにする直前にやっていました。「今日はここでエントリーすれば、これくらい勝てていた」という仮説を立てるようにしました。出来上がったチャートだと、次の3つが明瞭になります。

1. エントリーポイント
2. 利益確定までの利幅
3. 損切りするまでの損切り幅

私が兼業時代にトレードしていた時間は、21時から25時でした。時間帯も決まっていて、さらに上述のようにトレードポイントをさかのぼって見ていくと、次のことも分かってきます。

・21時~25時のおおよそのトレード回数
・どれくらのpips勝てるか
・最大損失の想定

ここまで決まると、「明日、同じようなパターンがきたらエントリーしてみよう」という気持ちの変化があります。

翌日に、前日の仮説を立てるのは時間的に無理なので、当日にやってしまうのです。

ここで差が出ます。ほとんどの人は、これをやらないのではないかと思います。「どこでエントリーすれば勝てていたのか」この検証をやってみてください。勝てるポイントを探すので、楽しいと思います。

3.2. 知識がないと仮説を立てられない

私は、仮説を立てて検証し始めたら、急激に勝てるようになりました。

最初からやっていればよかった、と後悔している反面、無知のときにやったとしても、すぐに勝てるようにはなっていない、と思います。理由は、知識が無かったからです。

仮説を立てるには、知識が必要です。

入門書を読み、ファンダメンタルとテクニカルのジャンルも順番によむ。知識が身についていることが前提で、それを毎日アウトプットしていくから、仮説が立てられるのでしょう。

たとえば、トレンドが発生したポイント、プライスが反転したポイントなどにフォーカスし、どんなやり方なら実際にポジションが取れそうか、考えるのです。このときに、インプットした知識をフル活用できます。結果として、トレードルールの構築になります。

無知の状態でローソク足をみても、ランダムに上下動しているようにしか見えないでしょう。

相場には揺り戻しがあり、その波に一定のリズムがあることを知っていれば、どこでトレンドが発生し、どこで反転するのか考えることができます。私の場合は、反転するときのパターンを1分足で見つけ、スキャルピングのルールになりました。

もう一度お伝えすると、

①知識をインプット
②チャート分析でアウトプット
③仮説を立ててトレードポイントを探す

この3つがセットになります。
①があるから、②③の質が上がるとお考えください。

なお、FXの勉強法については次の記事をお読みください。

4. まとめ

適切な知識をインプットし、チャート分析でアウトプットして値動きの感覚を身に付ける。これが、トレードルールを作る土台になります。

土台ができたら、その上に構造物を作ります。これが、各々のトレードルールになります。どんな建物でも、土台を作るやり方は、おおよそ決まっているでしょう。しかし、建物は個性がありますよね。似たような建物はあっても、それぞれ好みや特徴があります。

トレードも同じです。

土台は同じでも、トレードルールは、自分でしっかりデザインして作らなければなりません。土台を作り、仮説を立てて検証し、ルールを作ることが、勝つために必要なステップです。

今、あなたがどの段階にいるのかを考えるだけでも、やるべきことが分かるのではないでしょうか。私が1億稼ぐまでに実践してきた、この3つのステップをぜひお試しください。