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プロフィール|専業トレーダーになるまで

FXで生計を立てはじめ、2019年で9年目です。
なぜFXで専業になったのか、その理由と兼業時代にやっていたことを簡単に紹介します。

専業トレーダーになるまでに経験した仕事は2つです。

・商品先物取引ディーラー(22歳~24歳)
・不動産ファンド運用(25歳~32歳)
・FX専業トレーダー(32歳~)

大学卒業して普通に上場企業へ就職しました。
先物ディーラーでは、貴金属やガソリン、灯油を売買。売買判断はファンダメンタルでしたが、何をどうしていいか分からなかったですね。売買ポイントを上司が教えてくれるわけでもなく、新人とはいえ結果を求められます。

そんな最中、アメリカ同時多発テロが発生。崩れ落ちたワールドトレードセンターに関連会社が入ってて、パニック状態。売買どころではなく、営業へ異動。しかし、営業は続けるものではないと判断して数か月後に退職。ただ、このときに超富裕層と出会い、商談と称して通い詰めてたくさん話を聞くことができました。50億相当の株券や現金、債券など目の当たりにし、受けた衝撃はすごかったです。いずれ、個人投資家になりたいという願望が確固たるものになりました。

次は、J-REITの運用会社へ転職、こちらも上場企業です。
日経新聞で、不動産ファンドの広告を目にすることが多く、興味を持ち始めていたことがきかっけです。J-REITの運用は、そう簡単にできない仕事なので、これは貴重な経験ができたと思います。運用対象が商品から不動産へ変わりましたが、お金を運用して利益を出すという目的は同じです。

帰宅後は、個人投資家を目指してFXに没頭し始めました。

 

全ての始まりはウォール街への一人旅

もともと、大学では、英語を専攻。大学2年生(20歳)のとき、ニューヨークへ一人旅をしました。

セントラルパークからマンハッタンまで、1週間ほどかけて歩き回りました。印象的だった風景は、ウォール街。中でも、ニューヨーク証券取引所の立会場は異様な雰囲気だったのでよく覚えています。

当時は、立会場を上から見学できました。

写真だと人が少ないですが、実際に見学したときは手サインを出している人であふれていました。立会場を見るまで分かりませんでしたが、証券取引所の中と外では、世界が違います。外はきれいな街並みで、時間がゆっくり流れている感じ。しかし、取引所の中に一歩踏み入れると、お金が動いているスピード感があります。このスピード感にのりたい、と思いました。これが20歳のときです。

当時、就職活動を控えた自分にとって、ウォール街がいい光景だったのでしょう。これからお金を稼いで、またニューヨークにきたい、という決意をしたのは、今は無きツインタワーの下でした。それから2年後、商品先物ディーラーの職に就いたというわけです。

 

病気がきっかけでFX専業トレーダーへ

30歳前後は、帰宅してからトレードに没頭していました。
寝る時間を削って、毎日ひたすらトレード。睡眠不足が続いたのが悪かったのか、過労が原因で肝炎を患いました。ドクターストップになり、3ヶ月会社を休むことに。体の免疫力が極端に低下していたようで、肝炎以外にも全身の血管から内出血する事態に。肝臓に悪さをしたウィルスが、血液にも悪さをしたようです。

体の異変は、肝炎が発覚する半年ほど前からありました。
片頭痛や不整脈、肌の斑点など。しかし、どの病院へいっても原因がつかめず、最後に検査をした病院で分かりました。気付くのがあと数日でも遅ければ、やばかったそうです。

これが人生を見直すきっかけになりました。
個人投資家になるのが目標だったので、決断するなら今だと思いましたね。FXをやめるか、会社をやめるのか。答えは簡単です。トレードで勝てるようになっていたこともあり(資産は今の半分以下でしたが)、3ヶ月自宅療養したあと、退職して専業トレーダーになりました。そして、今に至ります。

 

幸福度が非常に高い

上場企業を2社渡り歩きましたが、会社員では資産は築くことはできません。それどころか、体調を崩して働けない状態になっても、会社は責任をとってくれません。たしかに、毎月安定した給料は保証されます。これは、生きていく上でとても重要です。

安定した収入を選ぶか、それとも、収入は不安定だけど好きな生き方をするか、私は後者を選びました。収入が不安定といっても、リターンは青天井です。時間も自由ですし、人間関係や満員電車のストレスを感じることなく、自分の人生が送れます。

今のところ、専業トレーダーになって本当によかったと感じています。専業になってからの9年は、幸福度は非常に高いです。なによりも、相場ならではの楽しさが味わえます。利益の出し方に正解は無いですから、やりがいがあります。追求してもしきれない、リスクとリターンがブレンドされたような世界。深くはまり過ぎると危険なかおりがする反面、夢が持てる世界。

これからも、世界最大のマーケットで戦っていきます。