トレードは、難しいインジケーターを使うのではなく、シンプルに考えると意外と簡単にエントリーできます。ラインとチャートパターンは、裁量で判断するので局面に応じて使いやすく、多用しています。
特に、横に引くラインは、斜めに引くものよりも簡単に引けます。
下記はオージードル15分足です。
トレンドが反転するときは、「チャートパターン」と「ネックライン」を組み合わせるのが基本です。
0.7000は、以前に書いたネックライン。
このネックラインでダブルボトムを形成していますから、上抜けたときのAで、底をつけた可能性が高いと確認できます。この部分をリアルタイムで見ていれば、トレードチャンスになるでしょう。これは逆張りです。
次のポンドオージー5分足も、逆張りです。
ダブル型を付けてネックラインを下抜け、Aで「S波動」が出ていますから、ネックラインが機能しています。このような逆張りの場合は、トレンドが発生していているときの「天底圏」で形成されるため、非常に見つけやすいです。ただし、逆張りでエントリーするとなると、ネックラインをブレイクする前に入ったり、ダマシが多い、また、利幅が取れないなどのデメリットもあるため、注意が必要です(上記では、Aから大幅に下落していますが、いつもこうなるとは限りません)。
では、順張りの場合も見ておきます。
下記は、ポンド円の15分足です。
逆張りと違い、天底圏ではなく、(上昇トレンドなので)押し目でチャートパターンが形成されます。一見、上昇トレンドが終わったように見える場面なので、チャートパターンを見つけるのは、逆張りよりも難しく感じます。前提として、チャート分析を済ませ「上目線であること」が必要です。上昇トレンドと認識していなければ、押し目も見つけることはできないからです。
逆張りと順張りでは、チャートを見る「部分」が違いますね。
逆張りは天底圏なので、見やすいです。
順張りは、トレンドの真ん中あたりを見るので、見つけにくいです。
少なくとも、私にはそう見えます。
逆張りばかりトレードしてしまう気持ちが、よくわかります。しかし、トレードで勝ち続けるには、見つけにくい方でエントリーしなければなりません。逆張りよりも、順張りの方が、利幅が取れるので効率がいいです。ポジションを長くホールドするほど、逆張りよりも、順張りの方が有利になります。ですから、順張りポイントを見つけるように心がけています。逆張りと順張りでは、チャートの見る部分が違うので、意識してみてください。