ドル円は、6月に入ってから107円~108円台のレンジで推移しています。米中貿易戦争の影響で、5月は111円台から大幅に下げました。6月以降、下げトレンドを期待していましたが、いまのところもみ合いが続いていますね。
長期的な視点だと、ドル円はレンジでしょうか。
週足を見てください。
2012年から2015年にかけて、4年で約4800pipsと、もの凄い上昇をしました。アベノミクスの影響もありましたね。2016年もその反動で下げが加速し、ハイボラティリティが継続しました。大きな節目があるポイントでは上下に振ってきますが、トレンド終焉時の天底圏も同じです。
上記チャートのAがレンジ幅ですが、それを抜けても、Bのレンジ幅が待っています。過去を見ても、これほど長いレンジはありませんでした。2012年からの上昇を考慮すると、今のレンジは当然かもしれませんね。それほど、上昇してきたということでしょう。
1ヶ月やそこらで、トレンドが出ない、ボラティリティが低くてトレードにならない、と考えること自体、視野が狭くなっているのかもしれません。今のドル円は、このレンジがトレードを難しくしているのでしょうか。3本の移動平均線は、何かに引き寄せられるかのように、水平です。
どの通貨ペアも、たまには週足レベルの大局はチェックしましょう。