チャート分析 PR

シンプルなテクニカルを使う

FOMC議事録から、ジャクソンホールへ焦点が移ります。
テクニカルでは、ドル円がダブルボトムを作って上抜けてきました。

こうしてみると、相場が動くには「時間が必要」という事がわかります。
レンジになると、いつも早く動かないかな、とヤキモキするのは私だけではないと思います。ブレイクを期待し、ブレイク前にエントリーして天底でエントリー、という悲惨なトレードは何度もあります。

しかし、ブレイクするには時間が必要です。
チャートパターンやネックラインが形成されないと相場は動かない、といっていいでしょう(上記のようなダブルボトムとか)。

今回のダブルボトムで形成した時間と同じだけ、過去と比較したのが次のチャートです。

①②③は、同じ長さです。
相場の半分以上はもみ合いである、という事実を忘れないようにしたいです。自分だけトレンドを期待し、焦っても仕方ありません。

135.50円のネックラインを上抜けてきたときの昨日の5分足を見てみます。

ネックラインが意識されているのは確かです。
そして、安値を更新してもすぐに反発。買いが入るのでしょうか。上げるためには、一度、大きく下げる必要がありますから、急反発しているのはポイントと言えます。

ただし、「何度も」反発している点に注意が必要です。一度だけ反発していても、それは単なる揺り戻しにすぎません。同じ値動きを「何回も」繰り返し起こることで、より意識され、それが破壊されたときにトレンドが発生します。

多くのトレーダーに意識されるには、誰もが気付けるように何度も同じ箇所で同じ動きをする。ということでしょうか。ですから、複雑なテクニカル分析は、あまり意味がないのです。自分だけ気付くような分析より、他のトレーダーも見ているような分析で充分です。そのためには、いかにシンプルであるか、になります。昨日触れたユーロドルの値動きも、追って観察してみてください。