未来の値動きを予測することはできません。
しかし、エントリーしたら利益確定をする必要がありますから、どこまで進むか(どこで利益確定するのか)イメージしなければなりません。値幅はよく使いますが、ついつい値ごろ感で利益確定することがあります(損切りも値ごろ感で)。
値ごろ感で利食いすると、どうしても利幅が短くなります。普通の人間は、損大利小になるのでしょう。もっと伸ばせばよかった、というのは日常茶飯事です。
昨日のCPIでドル円が動きましたが、やはり、利幅が狭いことを実感しました。下記15分足ですが、CPIより前の相場、チャートの左から値幅出して推移しています。
値幅は、
①で値幅の基準ができたら、②の2倍が出る。
③ができたら④が出る。
⑤ができたら⑥が出る。
昨日のCPIは、⑥です。
いつも値幅出るわけでもなく、また、値幅の取り方により達成したりしなかったりしますから、裁量判断の度合いが強いです。ですから、当てにならないといえばそれまでです。しかし、ある程度、利幅は伸ばすべきです。損益率を上げなければならないからです。そうすると、やはり値幅達成まで伸ばすべきと言えるのかもしれません。
15分足の昨日のCPIの部分を5分足にしたのが下記です。
Aが戻り売りで、ショートしたにしても、どこまで伸ばすかです。
Bあたりが15分足の値幅達成ですから、ここが理想にしても、Aのあとの一段の安値更新(Bまでの下落)は狙うべきでしょうか。下げるなら、必ず安値更新するからです。損切りを恐れてポジションをスクエアにすると、損失はないものの、利益を得ること自体が不可能になります。別の言い方をすると、たとえ利食いできたとしても、絶対に利幅のあるトレードができないことになります。
昨日は、様子見するスキルを書きましたが、今回はその逆です。
リスクを取って利幅を狙わなければ、お金は増えないのです。
無駄なところでは様子見しつつ、ここぞという場面ではしっかり利幅を取る。細かいトレードばかりしていると、いざという時に、利幅を伸ばせません。勝ち続けるには、とにかく考え方を柔軟にしなければならないのでしょう。