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テクニカルで観察する場面

為替の変動要因は、毎日異なります。
ある時は経済指標だったり、翌日は減税政策だったり。介入もそのひとつです。その日に何がフォーカスされるかによります。そのほとんどはファンダメンタルなので、相場はファンダメンタルで動くと言えるのでしょう。しかし、ファンダメンタルの材料がなくなると、テクニカルで動くようになります。

現在のポンドドルを見てみましょう。
1時間足です。

フラッシュクラッシュからまだ2日しか経過していませんが、すでにテクニカル相場になっています。テクニカルで動くわけではなく、動かざるを得ないという状況です。フラッシュクラッシュを全戻ししてからは、もみ合いになっていますから、このもみ合いが意識されているようです。三角もち合いでしょう。この後、Aでどのような動きをするのか、よく観察したいところです。

通常の値動きなので、こういう時にしっかりトレードすることが大切です。イベントやフラッシュクラッシュは、いつ起こるかも、どんな値動きになるかもわかりません。戦略の立てようがないのです。いつも書いていますが、大きく動いたら、その場ですぐに儲けるのではなく、動いた後のチャートパターンを使ってテクニカルで儲ける心がけをしています。マーケットは常に先を行こうとしますが、最前線にて相場観で戦うのは無理があります。地ならしするのではなく、それが終わった後にその場に行くイメージです。

Aはテクニカルで動きそうなので、反転・反落・ブレイクがどう起こるのかチェックします。「通常の」値動きは似たようなパターンなので、何度も観察すると経験値につながります。