昨日はドル円が急騰しました。
短期トレンドが発生した時は、値幅を出すようにしています。値幅はチャネルラインを引くと測れます。トレンドはどこまで進むか分からないので、目安となる値幅を出しておくと参考になりトレードが楽になります。
米中のヘッドラインが出たのは16時ころでした。

まず、数本急騰して押し目をつけたので、これが第1波になり値幅の基準になります。押し目は、今回のように移動平均線まで下げずに浅い場合もあれば、深いこともあります。そのトレンドの基準となる第1波の値幅を取ることが最も重要です。第1波がわかれば、あとはチャネルラインと同じ値幅を、上に移動するだけです。
Aにきた時は、上がるか下がるかわかりません。ただ、もし上げた場合は第2波になるので、第1波と同じだけ上昇する可能性があります。そうすると、Aで直近高値の上抜けからショートするという戦略は取れなくなります。ロングするかは別ですが、少なくともショートはしません。Aからショートで捕まらないことが最も重要で、それができれば、第2波以降のトレードで勝てる土俵に立てます。
あとは、30分前後はトレンドが継続するといった時間的な判断もします。Bでちょうど30分で、ここまでショートで捕まらなければ良いかなと思います。
もちろん結果論になるのですが、普段から値幅を考慮する習慣をつけておかないと、実践はできないです。毎回値幅を観測する癖をつけ、いざそうなったときに、ようやく短期トレンドについていけるかどうかです。値動きに圧倒されず、「この辺りまできそう」「ここは順張りがいいかな」などと、冷静に数十分先のことを考えてトレードできるようにするのが目的です。
毎回トレンドは違った値動きなので、値幅が絶対にこうなるというものはありません。考えながらトレードすることが、期待値の高いトレードにつながります。