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フラッシュクラッシュが起こる理由

昨日は、ポンドが大暴落しました。
フラッシュクラッシュと言えるでしょう。窓開けからスタートしたので、そもそも下落圧力があったのでしょう。何十年来の安値なので、いったん売り込まないとヘッジファンドの気が済まなかったのでしょうか。

仲値に合わせて下落し始めたのが、気になるところです。

2016年10月も、ポンドがフラッシュクラッシュしました。この時も、史上最安値を更新したアジア時間だったと記憶しています(間違っていたらすみません)。

では、フラッシュクラッシュのような暴落がすぐに起きるのかというと、確率は低いと思います。将来いつかは起こるかもしれませんが、今の下降トレンドの中で同じような5分で300pipsとかは下げないと思います。1.0300や、パリティの1.0000を下抜けたときくらいだと思います。

起こるかどうかは、予想できるはずもないのですが、根拠になるのはフラッシュクラッシュの仕組みです。

なぜ起こるのでしょうか? その一つとして、「ストップロス」が存在すること、大量の「買い」が溜まっていることです。売るためには、買い注文とぶつけなければなりません。フラッシュクラッシュは、短期間の大量の「売り」ですから、買いがなければ、そもそも売ることができません。ですから、下の方に溜まった買い注文があれば一掃できるわけです。買いがなければ、売ることができず、今度は買い戻す必要があるため「ショートカバー」の買いとなり急騰することになります。

これまでに様々な暴落がありましたが、下げた後は買い注文が一掃されるため、下げられなくなります。そのため、ショートカバーにより下ヒゲになることが多いです。そして買い注文が溜まったら、また下げる。という流れになります。フラッシュクラッシュは短期間に連続して起こるものではありません。

ポンドは上位足から明確な下降トレンドなので、買いのストップロスが一掃したのか、それとも通常の下降トレンドなのかは、注意しておいた方がいいいかもしれません。

トレードする前に、ストップロス情報はチェックしておきましょう。
もちろんストップ情報は、マーケットの一部でしかありませんが。