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移動平均線に沿ったライン

直近の記事で、スキャルピングについてお伝えしました。エントリーポイントや、順張りか逆張りかなど、実践する前に必ずやっておきたいことは、移動平均線に沿ったラインを引くことです。とりあえずラインを引けば、なんとなく相場の波が分かると思います。チャート分析ということです。

先週のドル円1分足を、いくつか見てみましょう。

3/9(月)は、大暴落したまま下げ止まりしたので、ラインは引けませんでした。3/10(火)から3/13(金)は、同じような上下動が続いたので、ラインが引きやすかったです。上記のように、短期トレンドが出たら、ラインを引くと、トレンドの強さが分かると思います。コツは、「移動平均線に沿ったラインを引く」ことです。トレンドラインでもチャネルラインでもどちらでもいいでしょう。移動平均線に沿ったラインを引くと、トレンドの角度が分かるので、特にチャネルラインだと「押し目になる箇所」「反落する箇所」がなんとなく見えてきます。

もちろん、チャネルライン通りにいかないのですが、「とりあえず移動平均線と同じ角度」のラインを引くことは重要です。そうすると、大雑把にでもトレンドの強さが分かります。

他の場面も見ておきます。

短期トレンドが出始めた時は、ラインは引けません。ネックラインとか高値安値をブレイクしたあと、数十分から数時間のもみ合い後のブレイク後のトレンドが出た時に、「短期トレンドの発生」を疑います。そのあとトレンドが出て、ようやく引けるようになります。ラインは遅効性があります。やみくもにラインを引いても、レンジだと意味がありません。あくまでも、短期トレンドが発生したときです。今の相場だと、短期トレンドが出ると、値動きが早くなるのでなんとなく分かります。どこで止まるか、トレンドの角度(強さ)などは分からないので、そのために移動平均線に沿ったラインを引くようにします。

第一波(トレンドの出始め)は、ラインが引けないのでトレードしにくいです。ただ、ラインが引けるようになった第二波よりあとの流れで、利益を出せれば良いと思います。

ラインの引き方はたくさんあるので、ピッタリとローソク足をライン内に収めるのではなく、はみ出ることを前提に、移動平均線に沿った「流れを見る」だけの大雑把な感じで引くと良いと思います。

来週がどのような値動きになるのか分かりませんが、同じような波が続くと、同じようなラインが引けます。そうすると、スキャルピングしやすくなって利益が出る、という構図です。先週と相場が変わったのか、それとも継続しているのか、という変化を意識していきたいです。