トレードスキル PR

3つの根拠

昨日は、ドル円やクロス円が値幅を伴った下落をしました。雇用統計がポジティブサプライズだったので、少し驚きです。セルザファクトではありませんし、理由は分かりません。昨日のロンドン時間から下落し始めましたが、ここでショートできるトレードは上手だと思います。私はできませんでした。

ただ、スキャルピングの場合は、上でも下でも動けばチャンスになります。相場の方向性を予測する必要がないので、楽といえば楽です。スキャルピングのメリットでしょう。ニューヨーク時間に、ドル円とクロス円が急落しました。連動していたので、通貨ペアの比較ができます。比較のうえ、根拠が見つかった通貨ペアをエントリーすればいいのです。

まず、ポンド円の1分足を見てください。

N波動が出て、エリオット波動が形成されました。この部分は、23時前後です。逆張りスキャルピングをする場合、矢印のポイントが、高い期待値です。まず、エンベロープのゾーン⑤であること、そしてエリオット波動が形成されていること、長い陰線が出たことです。

エンベロープだけではなく、テクニカル的な根拠が2つ(エリオット波動+長いローソク足)が加わり、3つの根拠が重なりました。これは期待値が高いと思います。

同じ時間のオージー円を見てください。
1分足です。

ポンド円と同じで、根拠が3つあります。見落としがちなのは、エリオット波動の形でしょうか。N波動を描いている点は、意識しないと気付きません。

続いて、ドル円を見てください。

同じように下落していますが、N波動の形が、あまりキレイではありません。私の捉え方が悪いのかもしれませんが、ポンド円やオージー円と比べると、だらだら下げている印象です。また、ポンド円とオージー円は、下げる時に長い陰線が何度も出るのですが、ドル円は、長い陰線が1回しかありませんでした。最後に108.50円タッチしたときだけ、陰線が出ました。

比較すると、ドル円よりも、エリオット波動がキレイに出ているポンド円やオージー円の方がエントリーしやすいです。下げ方にメリハリがあります。「相場の基本はN波動である」といつもお伝えしていますが、N波動が形成されると、他のテクニカルも機能しやすいです。エンベロープだけでなく、他のテクニカル分析も組み合わせるようにしましょう。

根拠は、何でも良いです。テクニカル分析は無数にあるので、好きな分析方法で組み合わせてください。