トレードするとき、最初に考えることは、上がるか下がるかではなく、チャートに「ネックラインがあるかどうか」です。ネックラインの有無が前提であり、それから上下どちらに動きそうかを考え始めます。順番を間違えないようにしています。この順番を間違えると、ポジションを持ってから右往左往することなります。
上がると思い込んでからチャート分析すると、上がるように見えるラインを引いてしまいます。これはバイアスということになるのでしょう。
４日前にドル円のチャートに触れましたが、その後の経過を見ると、ネックラインが引けます。Aは、4日前のチャートと同じ部分です。
今日のロンドン時間にかけて、133.40円にネックラインが引けるようになりました。
このネックラインを見つけたので、ようやく上下どちらか考えることができます。
※書いている今、このネックラインを上抜けて上昇しはじめました（16:12時点）
オージー円の5分足も見てみましょう。
ネックラインが93.50円付近です。
ネックラインがあるだけで、チャートの見るべきポイントが分かるので、見やすいです。上がりそうか、下がりそうか、あとは上位足を見て絞り込んでいきます。あと、エントリーするなら損切りポイント（=流れが否定される部分）も見つけておきます。
このように、ネックラインを見つけたら次のステージへ進みます。手順を飛ばして、いきなりエントリーの舞台に立たないようにしましょう。
