トレードスキル PR

値幅によるホールド時間

デイトレードの場合、ポジション保有時間は数時間です。
トレード毎に、利幅や損切り幅が違うため保有時間は同じにはなりません。利益確定するときは、値幅やネックラインを使うのが一番シンプルで多用しています。値幅を達成したら利益確定する。サポートラインにタッチしたら利益確定する。とても簡単です。

値幅を使うときは、「どの値幅を基準にするか」がとても大事です。
ポンド円で見てみましょう。15分足です。

Aが「レンジ幅」ですから、上にブレイクしたときは同じ値幅だけBが取れます。利益確定は、Cになります。レンジを上にブレイクし、パーフェクトオーダー回帰がイメージできますね。短期トレンドで、1時間半でCまで到達しました。ABそれぞれ値幅は50pipsですから、実際のトレードでは、Aのブレイクでロングしたとしたら1時間ホールドして30pips~40pipsの利幅になるでしょう。ブレイク前にロングすれば、60pipsとか取れます。

基準となる値幅を、Aとした場合です。
では、基準の値幅を下記AB間にしてみます。

AB間が押し目ですから、ブレイクしたら2倍の値幅が出る見方です。押し目の2倍を取る方法は、基本です。ただ、AB間は100pipsありますから、利益確定のポイントも最初に見たパターンよりも広くなり、今度はCになります。Cまでホールドすると、1回の短期トレンドでは到達せず、短期トレンドに何回か乗らないといけません。そうすると、レンジの場面が必然的に出てきます。下記チャートを見てください。

ABは、レンジです。ポジションホールド中に、このようなレンジがあります。100pipsとかの利幅を目指す場合、1回のトレンドでは無理ですから、レンジの場面があることを認識しなければなりません。様子見をするとき、「上がらないな」と考えてしまうと、不安になります。次の短期トレンドのための小休止である、と考えるといいでしょう。

Aは、10時間ほどあります。
10時間ポジションをホールドしながら、次のトレンド待ちで「様子見」ということです。ホールドしながら様子見することになります。

ただし、Aのあと下にブレイクすることもあります。その時は、イメージと異なっていればイグジットすればいいでしょう。

このように、利幅を伸ばそうとすると、ポジションをホールドしながらレンジになることがあります。ホールドしつつ様子見できるようになると、利幅が伸ばせるトレードができます。今回は日をまたぐのでスイングトレード気味ですが、1回のトレードで100pipsをこえると、トレードやっていてすがすがしい気持ちになりそうです。