トレードスキル PR

入口と出口は同じ土俵で

エントリーするときに、ピンポイントで天底をとらえるのは難しいですが、天井圏に「なるかも」という場面は、チャートを見れば分かります。強いレジスタンスラインにぶつかれば天井になる可能性が、強いサポートラインにぶつかれば底値圏になるかもしれません。その想定はできます。

天底圏で逆張りをする場合、見ている時間軸によりポジションの保有時間を変えるといいです。スキャルピングする場合、デイトレードのように長めにホールドする場合など、分けるということです。その判断は、見ている時間軸によります。詳しく説明します。

昨日のポンド円を見てみましょう。
まず、1時間足です。

Aに到達したのが、20時ころです。Aは強いレジスタンスラインがありました。この時、「どういう戦略を立てるか」考えてみましょう。日足で見ると、次の場面です。

コロナショックで暴落しましたが、昨日の上げで、2/28以降以降の下げ幅を帳消しにしました。6/5に高値ブレイクできなかったので、二度目のトライになりますね。

大局を把握したうえで、Aにきたとき、どう戦略を立てるかです。上のブレイクを狙うのか、反落を狙うのか、です。昨日は朝から150pips上げたので、さすがに、上記1時間足のAでは、反落を考えるかもしれません。

1分足で見てみましょう。

ABが、上記15分足と日足のAと同じ場面です。

ブレイクを期待してロングしても負けますね(ロングするならブレイクしてから)。かといって、反落を狙って逆張りのショートしても、どこから下落するか分かりません。

逆張りをするときは、ダブルトップを意識すると良いです。そして、1分足のダブルトップと、15分足のダブルトップがあります。同じダブルトップでも、時間軸が異なるので、トレードも異なります。

1分足だと、Aでショートするのではなく、Bまで待つと勝率が上がります。Aだと、シングルトップなので、そのあと上か下かは分かりません。しかし、Bで反落したとき、1分足レベルで二度目の高値トライというダブルトップのチャートパターンが想定できるので、Aよりも勝率は上がります(前提として、天井圏はダブルトップをつけるのが相場だから)。

また、B単体で10分~20分くらいのダブルトップをつくっています。Aでショートのスキャルピングするよりも、Bでショートのスキャルピングをする方が、確度は高くなります。これはスキャルピングなので、ポジション保有は数分の想定です。B単体でダブルトップ、AB間でダブルトップです。(チャートはフラクタル構造です。)ダブルトップ型のチャートパターンを待つ、ということです。

では、デイトレードの逆張りショートはどうでしょうか。15分足を見てください。

Aでは、1分足でダブルトップを作っていましたが、15分足だとダブルトップではありません。Bまで上げて、初めてダブルトップです。そのため、Aでショートして長めにホールドすると、含み損を抱えることになります。数時間ホールドするなら、次の市場でダブルトップを作るのが通常です。スキャルピングの場合は、その市場だけで判断できますから、次の市場まで待つ必要はありません。

しかし、デイトレードはポジションを次の市場までまたぐ想定なので、ダブルトップも次の市場まで想定しておきます。そのため、スキャルピングとデイトレードでは、同じダブルトップをイメージするにしても、時間軸が全然違います。1分足でダブルトップを作ったから、デイトレードで数時間ホールドすると、今回に限らず、負けの方が多くなるでしょう。

エントリーは1分足なのに、イグジットは上位足になるからです。天井でショートできる場合もあるでしょうが、極めて難しいです。数時間ホールドするデイトレードなら、エントリーもイグジットも15分足など同じ時間軸にすべきです。

15分足でエントリーするなら、15分足でダブルトップを作ってから、エントリーします。1分足でダブルトップを作っても、15分足でダブルトップを作ったことにはなりません。

このように、エントリー~イグジットの時間軸は、そろえるようにしましょう。1分足なら1分足だけで、15分足なら15分足のチャートパターンが出るまで待ちます。それにより、同じ逆張りショートでも、エントリーまでのプロセスは異なります。入口と出口の土俵が異ならないようにしましょう。