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逆張りでロットを張る判断

大きなロットで逆張りエントリー前に、考えるべきことがあります。

逆張りの場合、少なくとも1分足のトレンドには完全に逆らっている事になりますね。それが良いか悪いではなく、ロットを最大限張る場合、考えている事があります。ロットを張る時は相場が大きく動いた時になりますので、慎重になる事は確かです。

ショートする場合、
「まだ上げる可能性がある」もしくは「このまま上げ続ける事は考えにくい」

ロングする場合、
「まだ下げる可能性がある」もしくは「このまま下げ続ける事は考えにくい」

このどちらかを考えて、例えばショートの場合はこのまま上げ続ける事が考えにくければロットを張る事になります。少しでもまだ上げる可能性が頭に残っていれば、ロットは低めにします。

節目とか時間帯とか、その時の相場状況を総合的に判断しての考えです。特に、1分で急騰や急落をした場合、ファンダメンタルズで材料が無ければ、高確率で反転します。ファンダメンタルズで材料が無いという事は、テクニカルでチャート的に意識されている事が多いです。

チャートを元に大きく動いたのであれば、そのまま走り続ける事はまずありません。では、ファンダメンタルズかテクニカルのどちらで動いたかという事ですが、ファンダメンタルズはその時期に焦点となっている材料を認識しておく事、例えばギリシャ問題が大注目になっている時は、テクニカル関係なく動いたりします。先週のように、ファンダメンタルズで焦点の材料が無い場合はテクニカルで動くな、と予想できます。

だから相場によりロットを張る時期とか張らない時期とかも出てきます。いつもロットを張っていると、いつかやられますので相場により分ける事ですね。

例を見てみます。
EUR/USD1分足です。

先週の金曜日、雇用統計の日のチャートです。時間は20:48なので、雇用統計の40分前となります。直近の高値をブレイクして急騰しました。ここまでは、先週何回か紹介した相場と全く同じですね。ブレイクして次の節目とか、トレンド形成とか、判断する項目はいくつかありました。

しかし、今回私はかなりのロットを張りました。先週までのブレイク相場と同じ
なのに何故ロットを張ったかという事ですが、東京時間から全然動いておらず、完全に21:30の発表待ちでした。その中で、高値をブレイクしたからといってそのままトレンドを形成するとは考えにくいからです。

マーケットの焦点はもう21:30なのに、今ブレイクしてもトレンドを形成する力はなく、このまま上げ続ける事は考えにくい、という判断をしました。時間とこの後のイベントを踏まえての判断です。その時のトレード履歴を参考まで添付致します。

分割してINとOUTを繰り返して3分位で合計270万通貨張りました。ドル円以外のドルストレートは、指標発表前にこのような動きをする事がたまにありますので、よく観察するようにしています。こんなにロットを張る事は最近は珍しいですが、高確率の反転ポイントだったので強気の勝負をしました。

逆張りすると危ないポイントか、大チャンスか、今回は後者でした。私の相場観とか私見ではなく、そのまま上げ続ける可能性が低いマーケットであったからです。