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ユーロドルのボラティリティが高い

最近トレードしている通貨ペアですが、ユーロドルが増えてきました。ボラティリティ、リクイディティともに高くなっていて、スキャルピングのシグナルが出ることが多くなったからです。

ユーロドルは、2018年の初めからボラティリティが無く、いまいち魅力にけていました。それは、日足を見ると分かります。

世界で一番取引量がある、ユーロドルがこんな状況でした。政治イベントがあると、その通貨ペアが「期間限定」で動くことがありましたが(ブレグジットや米大統領選など)、それも一時的です。世界一メジャーな通貨ペアが動かないと、どうも為替市場は盛り上がりません。

週足を見てください。

2018年5月頃から、ローソク足が異常なほど整っていて、とにかくローソク足が短いです。1週間のボラティリティが低く、短期トレンドが無いことが分かります。

しかし、コロナショックが終わってから、かなり動くようになりました。4月ころから、ドル円はボラティリティが急激に低下しましたが、ユーロドルは、上記の日足を見ても分かるように、むしろ5月頃からボラティリティが高まっています。

4時間足を見てみましょう。

5月~7月まで上昇トレンドで、今月はレンジ相場です。レンジ相場にも関わらず、値幅が大きいです。

今月で100pips以上の値幅が出た日は、15営業日中7営業日もありました。2019年からさかのぼって見てみましたが、100pips以上の値幅が出る日は珍しく、動いたとしても、経済指標で突発的に長いローソク足が出て終わり、というものが多いです。100pips以上出ている日は珍しいです。それに比べると、8月は100pips以上の日がすでに7営業日もあるので、売買量が増加しているのは明らかです。

直近3ヶ月の上昇で、2年間の下げから全戻しし、下落幅が帳消しになりました。

マーケットから注目される通貨ペアは、時期によりコロコロ変わります。そのため、ユーロドルがたとえフォーカスされても、しばらくすると旬の通貨ペアは移り変わるでしょう。しかし、世界一メジャーな通貨ペアが何年かぶりによく動いているので、新しいやり方を開発するのもいいですし、これまでのやり方で新たに利益を出すのも良いでしょう。個人的には、2009年から5年ほどユーロドルとユーロ円でかなり儲けたので、好きな通貨です。ユーロのおかげで専業トレーダーになれたようなものです。

利益を上げやすい通貨ペアは、トレーダーにより異なります。好き嫌いや、相性もあるでしょう。一つ言えることは、旬の通貨ペアで利益を上げられるようにすると、収益機会も安定してきます。結果として、安定した利益につながります。