チャート分析 PR

ヘッド&ショルダーズ2種類

チャートパターンの一つに、ヘッド&ショルダーズがあります。
ショルダーとネックを引くのですが、トレンド中はいかようにでも引けてしまうのが難点です。そこで、上昇トレンドのときは、トレンド方向と逆向きのラインを引く方法もあります。

下記は15分足です。
安値を切り上げていると、右肩上がりのヘッド&ショルダーズになります。

安値を切り上げていますから、ショルダーを上抜けたら上昇することが多いです。ポイントは、ショルダーを上抜けるとき、移動平均線とローソク足の位置関係です。どこも、パーフェクトオーダー回帰したときですね。

パーフェクトオーダー回帰し、ヘッド&ショルダーズのショルダーを上抜けるとそのまま上昇する。という場合が多いです。

次に、右肩下がりのヘッド&ショルダーズを見てみます。

安値を切り下げたときに引けますから、調整が長いです。200EMAまでローソク足がタッチしています。つまり、右肩下がりのヘッド&ショルダーズが引けると、長いもみ合いに入る想定ができます。逆に、その後の大きな上昇をとらえることができます。上記のような右肩上がりのヘッド&ショルダーズと比較して、ということです。右肩下がりのヘッド&ショルダーズのショルダーを上抜けたら、その後は大きな上昇になる想定をしてもいいのでしょう。

安値を切り上げているときは、とにかくロング目線で。この場合、25EMAと75EMAにぐんぐん乗っていきます。

一方、安値を切り下げたヘッド&ショルダーズが引けると、長めの調整がありますから、ネックラインを下抜けたら様子見がいいでしょう。もしショルダーを上抜けたら、再び買いが強まったといえます。

このように、右肩上がり、右肩下がりのヘッド&ショルダーズを引き、比較してみるのも面白いです。あえて正反対の角度のラインを引き、どちらが見やすいか検証するのもいいです。右肩下がりの場合は、ショルダーラインがカウンタートレンドラインになります。引き方によって情報の引き出し方もたくさんあります。