デイトレードの例を見てみます。
昨日のポンド円はテクニカルで動いていたのではないでしょうか(何が変動要因かはわかるはずないのですが)。次のチャートは30分足ですが、ABCと、3日連続でピッタリとレジスタンスになっていました。安値も切り上げていますから、三角もち合いです。
もし上にブレイクすれば、短期トレンドの可能性がイメージできればいいでしょう。結果的にはDでブレイクしました。あとは、ロンドン時間というのもポイントです。トレンド発生に適した時間帯です。
ただ、上位足は方向感が無く、上昇トレンド回帰というわけではありません。日足を見ると、Dでブレイクしたからといってそのままぐんぐん上に進むことは考えにくいです。
そうなると、短期勝負のデイトレードが良いということになります。
下記が5分足です。160円をブレイクしたあと、押し目を付けています。これが、ちょうど160円でした。S波動の典型で、レジスタンスからサポートへ役割転換です。160円で反発したら、あとはどこまで進むかです。
利食いは、いつも難しいです。
何を根拠に利食いすればいいか、テクニカルでは値幅を使うと楽です。N波動ですから、最初の第一波と同じだけ取ってみる。そうするとAがでてきます。トレンドが継続すると、早期利食いになってしまいますが、上位足が方向性ありませんから、数時間の短期トレンドで100pipsのうち数十pips抜ければ充分ではないかと思います。毎日このような相場があるわけではないのですが、わかりやすいと感じる場面では、しっかりとエントリーしておきたいです。
相場は、ファンダメンタルとテクニカルの両方で動きます。
ファンダメンタルで動いているときは、テクニカルなんて無意味だと感じてしまいます。しかし、ファンダメンタルの主だった材料がないときは、テクニカルで動かざるを得ません。今回のポンド円のようにです。ですから、同じやり方でも、勝てる場面と負けるときがあって当然です。
勝てる場面を増やすために、少しでも得意なパターンを増やす。これが、トレードで資金を増やす方法だと思います。