チャート分析 PR

ドル円とクロス円

日銀が政策の現状維持とし、ドル円とクロス円が急騰しています。午前中にブログを書こうと思い、下記チャートを抜粋したので、急騰前のチャートになります。

クロス円は、4時間足で見るとしっかりと押し目をつけた印象があるので見てください。まず、オージー円です。

ネックラインまで押しました。
そして、これが200EMAをタッチしています。これが重要で、200EMAまで押し目や戻りをつけると、そこから新たな相場がスタートします。上昇トレンドの小休止が終わり、次のトレンドへ移行する段階です。トレンド回帰するか、レンジや下降トレンドに転落するかもしれません。どちらにしても、小休止が終って流れが変わる局面なので、注意したところです。

次に、ポンド円4時間足です。

同じように、ネックラインと200EMAまで落ちてきました。オージー円と比べると、200EMAよりだいぶ下にきました。ユーロ円も同じ環境です。

ネックラインにタッチとはいきませんが、200EMAまでしっかり下げてきました。クロス円は似たような環境と言えるでしょう。移動平均線のパーフェクトオーダーが解消されていることに注目してください。

最後にドル円の4時間足です。
※上述のとおり11時時点のチャートです。

パーフェクトオーダーを維持したまま、ネックラインにも200EMAにもタッチしません。75EMAで反発しており、200EMAとローソク足はまだまだ空間があります。全然押し目をつけないですね。

そして、13時のチャートが下記です。

高値ブレイクしました。
ドル円とクロス円では、環境が違うので注意したいところです。ドル円は、押し目を付けずに130円をブレイクするかわかりませんが、大きめの小休止はまだきていません。クロス円は昨日の時点できたといえるでしょう。日銀でこの差がはっきりしたので、ドル円とクロス円は同じトレードにはならない、と考えています。

ユーロドルも、安値ブレイクして新たな局面です。
4時間足でチェックしてみます。

1.0630は、かなり大きなサポートラインです。
これを下抜けましたので、下落圧力はかなりかかるでしょう。ショートカバーには注意ですが、このネックラインを上抜けない限り、チャネルラインの角度は、どこかで急になるかもしれません(下落が加速)。青色部分はもち合いゾーンです。ドル円はロング、ユーロとポンドはショート目線です。クロス円より、ドルストレートの方をよく監視するつもりです。

ドル円は、さきほど数分で100pips上げたので、買い勢力は健在です。投機筋はさらに上げようと狙っているでしょうから、ゴールデンウィークの相場が薄いときに、130円をトライする可能性がよぎります(今日かもしれませんが)。

大切なことは、大損して資産を大きく減らさないことです。これさえ無ければ、たとえ利益が出なくても機会損失があったとしても、問題ないでしょう。大損だけはしないよう注意します。