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ユーロドル2年ぶり安値

ユーロドルがラガルド総裁の会見を受けて急落し、2年ぶり安値を更新しました。節目であることは昨日触れていましたが、会見で下抜けました。実は、ユーロドルは2月後半のウクライナショックからあまりボラティリティが高くありませんでした。スポットライトはドル円にもっていかれ、ユーロドルは脇役といった感じでしたので、短時間で値幅を出すことがありませんでした。今日は、ここ一か月半で、通常の相場で一番値幅を出したのではないでしょうか。

1分足エンベロープで、一番外側のゾーンに入ったのは珍しいです。それほど短時間で値幅が出ました。2年ぶりの安値を下抜けたので、それもわかりますが。

金融政策、および総裁の会見という「通常の相場において」、というのがポイントです。下記のように、一時的に値幅を出すことはありました。停戦協定のヘッドラインや、ドル円に絡んだドル売り調整でした。

これは通常の相場ではありません。
また、3月は混乱相場でもあり短期的に動く場面も多かったです。しかし、突発的に動いただけで、ユーロドルは強いトレンドにつながらなかったですね。今日の下げは、強烈な短期トレンドです。ユーロドルは、金融政策と会見で動く時は200pipsとか値幅出すので、これからも注意が必要です。

フォーカスがドル円の円安トレンドから、ユーロやポンドにバトンタッチするのも時間の問題かもしれません。ドルや円を筆頭に、金融政策が材料になると値動きも自然なものになり、テクニカルが使えます。勝てるかは別としても、普通の相場として取り組むように意識したいです。ボラティリティは高いので、損益率が悪くならないようにだけは気を付けてください。損大利小には絶対しない、ということです。