チャート分析 PR

チャート分析|2つの根拠

テクニカルでトレードするには、根拠が2つあるのがベストです。

例として、昨日の相場で見てみます。チャートは、ポンドオージーの1時間足ですが、Y波動がきれいに出ています。

感覚的には、P波動(三角もち合い)よりも、Y波動の方が数が少ない分、ひとたびY波動が出ると、とても目立つ気がします。このようにきれいな形だと、ラインを引いてトレードしたくなります。

ポイントは、Aでしょう。
時間的にも、ニューヨークタイムなので気付きやすかったです。しかし、ラインの下限にタッチしたときに、いくらY波動とはいえ、反発するか分かりません。下抜けて、強烈な下降トレンドになる可能性もあったわけです。そのため、1時間足の2本のライン(Y波動)だけで判断するのは危険です。

次に、下位足の1分足をチェックします。

1時間足のAのポイント(=Y波動で下限にタッチしたポイント)が、1.8000と、きりのよい節目でした。ただ、これは数字上のことなのであまり重要では無いかもしれません。重要なのは、節目にあたるまで、エリオット波動の短期トレンドが発生したことです。

そうなると、短期トレンドの達成感が、1.8000のネックラインにあたって出たことから、トレンドを止めるためのラインになる可能性があります。

1分足で短期トレンドが出たあとに、Y波動の下限にタッチした、ということです。根拠が、1時間足と1分足レベルの2つあります。1時間足だけ見ていても分からないですし、その逆も同じです。2つの根拠を見つけると良いです。どの通貨ペアでも同じことなので、そのときの相場環境をいかに把握できるか、というのが大切です。

また、24時のロンドンフィックスをはさんで、1時間位もみ合っています。反発するにしても、方向性が出るまでに数分では決まらないということでしょう。もちろん相場にもよりますが、いつもド底でロングするのは難しいということです。含み益が出るまでに、時間が必要になる認識をしています。