ドル円は、106円台に入りました。
これで、年初のアップルショック以来の安値更新です。
日足より下位足、4時間足、1時間足、30分足、15分足が全てパーフェクトオーダーになっています。こうなったら、目線はショートであることは確かです。ただ、これからロンドンからニューヨークタイムにかけて、やみくもにショートするかというと、そうではありません。ちょっと様子見かと考えています。
理由は、テクニカルで気になるポイントがあります。
4時間足を見てください。
200EMAに沿ったチャネルラインを引いていますが、200EMAの角度は、今の相場の流れを表します。このチャネルラインの下限(アウトライン)に下ヒゲを出してタッチしていることです。
このアウトラインが、トレンドを止めるためのネックラインになることも想定できます。同じ下落でも、ネックラインをブレイクして発生したものか、それともネックラインにぶつかったのか、意味が異なります。今回は、ネックラインにぶつかっていることは確かです。
次のチャートの、ABCのようなポイントでは、ショート目線でいるべきでしょう。
トレンド回帰するポイントですからね。
「下げるならココから」という場面が、ABCです。
ただ、17時の4時間足では、チャネル下限というネックラインにぶつかているので、単純にショートするには注意した方がいいです。
分からないときは、様子見です。
17時時点では、おとといの安値107.00円がレジスタンスラインになっているので、107.00の攻防が終わるまでは、様子見のスタンスです。次のチャートの、Aのように、もみ合いが必要かもしれません。
利益が出せれば、FXはどんなポジションでもOKです。
4時間足を大局を見つつ、15分足でチャートの形を追いかけていくことは重要です。ロング、ショート、どちらのポジションであれ、自分なりに根拠はしっかり持ってトレードしましょう。このあとのニューヨークタイムは、ドル円がどのような形になるか、注目したいと思います。