チャート分析 PR

ポンド・円・ドル

今朝起きたら、ドル円が150円を明確に上抜けていました。
昨日は150円を初めて突破する場面がありましたが、値動きがあまりにも変です。あくまでも個人的な推測ですが、日銀は、これまでに継続的に介入をしていたのではないかと思いました。下記は5分足ですが、下ヒゲになる回数が多く、通常の値動きではありません。

相場が薄い日本時間の明け方ならまだしも、ロンドンやニューヨークの午前など、相場が厚い時間帯でも下ヒゲが出るので、違和感があります。記憶では、2011年の介入時(それより前かもしれません)に、介入後にピタッと価格が何日も止まっていました。後から分かったことですが、価格が下がらないように介入を続けていたのを覚えています。急激にボラティリティがなくなり、異様なほど膠着していました。

今回も、変な下ヒゲがあるだけでなく、ボラティリティも急低下しています。本来、高値圏で売り買いが交錯すると乱高下するはずです。介入前の9月前半までは、しっかり乱高下していました。150円手前でずっと介入していたのでしょうか。これはあとからわかるのでしょう。

さて、トラス首相が辞任となり、ポンドは一時的に上昇しました。しかし、ポンドドルは行ってこいになったのが気になります。下記は30分足ですが、Aのトレンドラインを上抜けできず、高値を切り上げる形となりました。

このAは、前日触れたフィボナッチファンです。

ダブルボトムのネックラインを上抜けできずに下へ走り出すと、下降トレンド回帰です。大きく下げるのではないでしょうか。また、ポンド円も昨日は高値を更新できず、ネックラインを作りました。

168.70円が4日前までの年初来高値。
ここをうろちょろし、ポンドドルとは逆のダブルトップを作ると、大きく下げてもいい形になります。まだレンジ内なので全くわかりませんが、ポンドドルが下げてくると、ポンドドルとポンド円できれいな短期下降トレンドが出るイメージです。

レンジ内では、昨日のようにロンドンまで下げ、ニューヨークで上げるなど、上下に振ってきます。しかも、値幅が100pipsを優に超えてきますから、短期プレーじゃないと振り回されそうです。スイングトレーダーはこういう場面でもホールドしていますから、すごいなと思います。チャートパターンの形成およびその後のブレイクを見てから、ポジションを取りたいと思います。