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値幅によるイグジット

ドル円とクロス円が上昇しています。
ドル円は20年ぶりの高値、ポンド円やユーロ円は6年~7年ぶり高値です。どこまで上がるか分かりませんから、適度に利益確定しながら順張りをしていく予定です。利益確定は、値幅をよく使います。「値幅観測」という分析もありますが、計算方法が何種類かあってどれを使うか迷うので、一番シンプルな「2倍」を目安にすることが多いです。

昨日のポンド円を見てみましょう。
15分足です。

Aがアジアの高値、Bもアジアのの安値です。ロンドンに入ってブレイクしたので、AB間の2倍を取ればいいでしょう。直近の高値と安値に水平ラインを引き、その値幅の2倍を取るだけです。直近の高値と安値なので、特に難しい分析をしなくても目安がすぐに出ます。

Cで押し目をつければ、今度は下記のように取れば良いでしょう。

こうすると、かなりの利幅が取れます。しかし、ポジションを持ちこす必要があります。どこの値幅を取るかは自由ですが、「直近の高値と安値の2倍」が最もシンプルです。値幅は、いうなれば何の根拠もない自分勝手な出口戦略です。なぜそこで利益確定するのか、と聞かれると根拠がありません。そうはいっても、トレンドが出ると値幅は出ますから、値幅達成となるのです。難しいチャート分析は疲れるので、シンプルなトレードがしたい方はおすすめです。

ドル円が20年ぶりの高値ですが、だからといってトレード方法を変える必要はありません。むしろ、今までやってきたことしかできないものです。天底は狙わず、そこそこの利益が取れるようトレードするつもりです。ただ、日々は短期売買で済ますものの、上位足の長期目線が問われます。やはり、大局をとらえてトレードは細部で。という戦略です。