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チャネルと値幅の取り方

今回は先週のEUR/USD相場を1分足で振り返ってみます。前回は15分足で確認しましたが、週後半で上げ相場の波を形成しました。大きく相場が動いたのは、13日(水)21:30でした。

1分足で見てみます。

指標発表後に第五ゾーン抜けして5分間で押し目を形成、さらに上値ブレイクをしました。

さて、第一波をチャネルラインで値幅を取ってみたのが黄色い2本のラインです。この値幅をまず出してきて少し反転、赤いラインが押し目です。ここまでの作業は簡単ですね。トレンドが出始めて押し目ができたら、起点が3つ(安値、高値、押し目)できますのでそれぞれラインを結んであげます。安値と押し目を結んで、平行に高値に当ててあげます。

では、この値幅のチャネルと上にブレイクしてきた訳ですが、どのように使うかというと次のチャートをご覧下さい。

チャネルラインを移動させるのです。第一波でできたチャネルの下側ラインを、押し目に移動させます。そうすると、高値が自然にでてきます。チャネルラインは移動させるだけですから、値幅は第一波と全く同じになりますね。チャネルの幅は一緒です。

まず第一波がでたらチャネルで値幅を取って、押し目ができたらそこに移動させます。そうすると、いったん上値を止められる箇所が分かるようになります。達成感があるとトレンドは転換しますが、同じ値幅を出すとトレンド転換する事がよくありますので、トレンドがでたらこの値幅でどこまでいくか予想する物差しにも使えます。

今回はしっかりと第一波と押し目が出たので、第二波も同じ値幅でした。第五ゾーンをじり高で上げていくような強烈なトレンドでしたので、ローソク足だけ見てても損切りの嵐になりかねません。この相場はかなり強い節目を抜けましたので、ここまで上げる可能性も考えておくと余計なエントリーをしなくて済むかもしれません。

初動を取ってチャネルを引く事+今回にように値幅も想定してしまいましょう。
トレードを楽にするための武器の一つになると思います。