チャート分析 PR

マルチタイムフレームのチャート分析

トレードをスタートするときは上位足から下位足まで、いろいろな時間軸を見るようにしています。もちろんトレード中も、こまめに時間軸をかえてチェックします。昨日はいろんな通貨ペアが動きました。相場が動けば、チャートパターンができます。チャートパターンが出ればチャンスです。これは、いつも書いている通りです。

昨日のドル円を見てみましょう。
まず4時間足です。

長い陽線となり、直近の高値を切り上げました。ただ、4時間足だけではあまり情報が得られません。レンジから上にブレイクした可能性はありますが、移動平均線は3本とも収束したままです。

では、1分足を見ています。

5時間分のチャートです。
短期トレンドなので、高値と安値を切り上げているのは分かりますが、それは後付けでチャートを見ているからです。トレードしているときは、リアルタイムでチャートがどう動くかをイメージできなければなりません。イメージするには、チャートパターンや規則性を認識できないと無理です。ABCでは、高値を切り上げた後のもみ合いで、あまり規則性がありません。安値を切り下げないので買いが強いですが、だからといって上昇していくか分かりません。1分足だけだと、細かすぎて規則性を見つけるのは難しいかもしれません。

そこで、違う時間軸をチェックしてみます。
5分足です。

1分足の短期トレンドが縮まっただけですが、N波動がすぐに分かりますね。1分足のABCのもみ合いも、5分足で見ると押し目だと分かります。人によってどの時間軸が良いかは異なりますが、私の場合は1分足よりも、5分足の方が規則性(ここではN波動)を認識しやすいです。

N波動ですから、次のように「第一波 → 押し目 → 第二波・・・」と続きます。

FXで利益を上げ続けるには、どこでトレードし、良かった点や反省点を毎日しっかり復習することが大切です。第二波を見ていた時、何を考えていたのか。その思考は正しかったのか。短期トレンドが終わってチャートが出来上がったら、エントリーするまでのプロセスを思い返し、思考を修正していきましょう。エントリー~イグジットまでのプロセスの組み立て方がとても重要です。

ポジションを持つと、トレードしている気になります。トレード回数が多いほど、FXをやっている感が強くなります。しかし、利益を出すことが目的です。エントリーするまでのプロセスを丁寧に組み立てるようにしましょう。そのために、いろいろな時間軸を見て、情報を引き出せるようにしていきます。「上位足⇔下位足」を順番に見る大切さがわかる相場でした。