EUR/USDの先週相場を15分足で簡単におさらいしてみます。見やすくするためにラインチャートにしています。
まず、水色のトレンドラインを抜けて上げ相場に転換しました。ラインブレイクと上げ相場の起点が同じなので分かりやすい転換ですね。しかし、リアルタイムではしばらく経ってからでないと分からないので、ここでは相場の復習として捉えて下さい。
13日(木)の大幅な上昇でチャネルを形成してきました。ここでこのトレンドの波が決まりました。あとはこのチャネル中をどう推移していくかですね。
13日(木)24:00の時点で上げが終了、ここを起点に赤いラインでヘッドアンドショルダーズを形成してきました。赤いトレンドラインです。ヘッドアンドショルダーズを15日(金)21:00に完璧に作って値幅達成、また上昇です。この時、下に抜けるかまた上にトレンド開始か、観察すると相場がよく把握できます。
結局、12日(水)からの上げトレンドラインに飲まれて再度上昇です。押し目がしっかりと揃っていますね。そして黄色のチャネルラインの若干上側でニューヨーククローズしています。来週は必ずこのチャネルラインを上か下かに割ってきますので、まずはそれを観察したいと思います。
簡単な説明ですが、トレンドを把握するには何本かのラインで充分です。私が適当に説明しているわけでもありません。これが相場の仕組みなのです。相場は、いろいろな形を作りながら、いろいろな角度で進行していきます。そもそも、いつも見ているローソク足ですが、これ自体果たして正しいのか、ヒゲをとらないでローソクの実体だけをみるラインチャートが正しいのかもしれません。実体をテクニカル的な節目、ヒゲを心理的節目と言う事もあるように、ヒゲとヒゲを結ぶだけがFXではありません。
また、実体だけを見ていては大きな心理的節目を見逃してしまいます。相場は奥が深いですね。相場は形で見ると分かり易かったりします。今この形作りにいっている、トレンドラインに当たろうとしている、これが分かると待つトレードができます。