チャート分析 PR

レンジは違う形になる

トレードで迷う場面はたくさんあります。その一つに、「もみ合いの形」です。レンジ幅になります。下記は、昨日のオージー円1分足です。短期下降トレンドがロンドン時間から発生しました。

A~Eは、トレンドの小休止ポイントで、もみ合いになります。共通しているのは、どれも違う形という点です。もみ合いは、終わってみないとどんな形になるか分からず、個人的にはいつも迷うポイントです。AやDのように期間が短いもの、Bのように高値を切り上げ、時間も長くて戻りの値幅もあるものなど。それに対して、トレンドが出るのは一瞬です。

ですから、もみ合いをよく観察しないと、トレードでは勝てないと感じます(その逆も当てはまります)。違う形が出る、と理解しているだけでも心の準備ができます。そして、実際にエントリーするのは、形がわかったときだけです。それが、チャートパターンであり、ネックラインになります。

今回の短期トレンドは6時間ほど続きました。
ここを4時間足で見ると、2本の陰線に過ぎません。

上位足でローソク足が確定するまでの間に、1分足でトレンドが発生しているのです。これは4時間足ですが、どの時間軸でも、ローソク足が確定する間は、「プロセスがある」ということです。4時間足の「ヒゲ」は、1分足のヘッドになることも多いです。

もみ合ったとき、それが小休止でトレンド回帰していくのか、それとも本当にレンジで方向性が無いのか、よく観察しましょう。観察したあげくノーポジションというのは、よくあることです。エントリーが前提でチャート分析するのではなく、トレードで勝つためのチャート分析です。分析する際、もみ合いはいつも違う形になる、と知っておくだけでも有利です。