1日の流れを一発でチェックする事については、前回の記事でお伝えしました。トレンドを数回変えながら、日足を形成していますね。では、もう少し細かく見ていきます。トレンドの流れが分かったら、どこを重点的に見るかです。1日のチャートを最初から最後まで全部見ようとしても効率が悪いですし、漠然としてなんだかよく分かりません。
1日の中で、何回かトレンド継続と転換をしているのが相場ですから、次の点を見ています。
1.値がはねた箇所 = トレンド開始した箇所
2.値が跳ね返った箇所 = トレンド転換した箇所
これだけを見ると、1日の中でも数箇所だけ意識すればよくなります。
前回と同じ画像です。
黄色い丸をつけた箇所がトレンド開始、もしくはトレンド転換をしている箇所ですね。
■なぜ、ここからトレンドが開始したのか、
■なぜ、ここでトレンド転換したのか、
この答えを出す事こそ、チャート分析となります。今まで、チャート分析をする事の大事さや、相場の流れを把握する事など伝えてきましたが、漠然と見るのではなく、このような明確な目的を持って観察するといいと思います。丸をつけた箇所を基点にラインを引いたり、この箇所をラインを終点としたり、トレンドが開始した箇所と転換した箇所を基準とするといいと思います。
ちょっと考えてみると分かるのですが、前日のトレンドが開始した理由と転換した理由が分からないと、今からトレードをスタートしてもろくな分析が出来ないのではないでしょうか。そもそもエントリーする根拠が分からないはずです。相場は24時間あって一連の相場が続いていますから、前日が分からないと当日もハテナ(?)となりますね。