チャート分析 PR

日足の形成のプロセス

前回はチャート分析で以下の点に焦点をあてました。

1.前日までの流れを確実に把握する事
2.自分が引いたラインがどう機能したか説明できる事
3.ラインを引く事が、作業ではなく分析になる事

では、具体的に何をするか、ひとつの参考にしてみて下さい。
前日までの流れを見るって事は、最低限24時間分のチャートは見なければならないので、15分足で見ています。

EUR/USDの15分足で、1日のチャートを5日分出しています。白い垂直ラインは、日付変更ラインです。垂直ラインの間が1日の15分足の値動きとなります。この5日分だと完全に上昇トレンドだと分かります。

では、1日の値動きがどうだったのか、前日の流れを一発でチェックするには、「1日の始値と終値」これを見ています。

1日の始まりから終わりまで、大きなトレンドを黄色い矢印で記載しました。1日の中で、トレンドは数回転換して継続しているのが分かりますね。トレンドってこんなものです。

おおまかに、

アジア → 欧州 → アメリカ

この3市場の時間帯にどうトレンドが走ったかを見ています。8月6日だと、矢印の向きは4回変わっています。つまり、大きなトレンドが4回あったという事です。8月7日だと、3回です。8月12日だと、1回ですね。3市場ずっと同じトレンドが継続した強いトレンドだと分かります。

このチェック方法でも、短時間で大きな流れは把握しやすくなると思います。チャートが頭に叩き込んであるって、このような分析をするから叩き込めるのだと思います。では、日足ではどんな形になっているのか見てみましょう。

日足を追加しました。
今回の例では全て陽線ですが、各時間軸がつながりませんでしょうか。上ヒゲと下ヒゲがあり、実体の値幅とか、ローソク足そのものから考える事ができますね。まず大きく流れを見るには、このような見方もお勧めです。チャート分析も上位5%にならなければなりません。他のトレーダーよりも、チャートから読み取る情報量をいかに増やすか、重要です。