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週足陰線で安値引けは要注意

週明けは、中国の不動産絡みでリスクオフとなりました。
円の全面高となっているので、クロス円を「ロング」していると悲惨な状況になります。前兆は、少なからずありました。たとえばオージー円なら、ロングが危険なポイントにさしかかっていました。それは、先週の週足が、ニューヨーククローズ時点で「陰線の最安値付近」にあったことです。

これまでにも、週足がネックライン付近で陰線になり、窓開け(ギャップダウン)して翌週がスタートしたことが何度かあります。下記、1時間足です。

左側は、ギャップダウンで週明けスタートして反発しましたが、右側はギャップダウンしてから反発することなく、急落しています。ポイントは、ネックラインです。金曜日のクローズでネックラインにタッチしていますので、売りが強いままクローズしたことになります。

このネックラインは、日足で見ると強烈なサポートだとわかります。

Aが、1時間足のギャップダウンした箇所です。
金曜日のニューヨーククローズが、週間で最安値をつけにきたとき、翌週はギャップダウンする想定が必要です。

今回は、先週の週足が陰線でニューヨーククローズにかけて安値引けしましたので、ギャップダウンが想定できます。もちろん、ロングして持ち越しは危険です。

過去には、ポンドで週足陰線の安値引けした翌週、ギャップダウンして数百pips暴落したこともあります。今回のオージー円も含め、注意する点は一つです。それは、「トレンドに逆らったポジションを持ちこさない」、これだけです。金曜日のクローズがネックライン付近だと大幅なギャップダウンの可能性が高くなります。

なお、オージー円の現在のレジスタンスラインは、15分足で見ると下記Bです(22時30分時点)。

なぜAでないかというと、下降トレンドのとき、レジスタンスラインは直近の「高値」だからです。直近の安値(A)ではありません。これは、ダウ理論かグランビルの法則かギャンか忘れましたが、伝統的なテクニカル分析の基本です。

下降トレンドのとき、レジスタンスラインは直近の高値。
上昇トレンドのとき、サポートラインは直近の安値。

これもおさえておきましょう。