直近2週間、大荒れのマーケットが続いています。
米国がFOMCを前に緊急利下げをし、続いて英国なども利下げしています。今週は、18日にFOMCがあります。追加利下げを織り込んでいるはずですが、19日には日銀の会合と総裁の会見があります。どうマーケットが判断し、相場がどう動くのか、今週はここに注目でしょう。
今回の暴落は、最初はすぐに終わるものと思っていましたが、まだまだ長引きそうですね。リーマンショックやチャイナショックと違い、今回はウィルスという未知の材料です。そこから波及して悪材料に反応するようになりました。
ドル円に関しては、先週の月曜は暴落したものの、火曜日からはドルが買われてドル円は108円台をつけるまで上昇しました。円買いよりも、ドル買いの方が強いです。月曜に暴落したとき、100円割れまで落ちるのではないかと思いましたが、どうやらいつものリスクオフ相場ではなさそうです。株が暴落し、「ドル円クロス円も暴落」、ではないですね。
ドル円の週足を見てください。
現在は、Bです。
ここまで下ヒゲが長いのは、初めてではないでしょうか。去年のアップルショックよりも値幅があります。テクニカル的には、この長い下ヒゲは下落が止められたので、もみ合いという場面です。
Aの箇所は、2016年のアメリカ大統領選です。このときの相場は覚えていますが、よく似ています。下ヒゲが出てから、1,000pips以上も上げていきました。まさかこうなるとは思えませんが、現在の下ヒゲは、普通ではありません。
IMMのポジションは、先週の火曜日時点で長らく「円売り」だったものが「円買い」に転換しています。
暴落したのが3/9なので、その翌日の内容です。
皮肉なことに、さらなる暴落を予測して円買いに転換したのでしょうが、実際には3/10からわずか4日で600pipsも上昇しました。
もう一回暴落するだろうと、ショートをホールドしたままだと踏まれる相場です。上げ下げのどちらにしても、値幅がとんでもなく出る相場なので、損切りはしっかり行ない、大損しないようにしたいです。
※この記事は、マーケットオープンする前に書いたのですが、書き終わってからマーケットオープンしました。ドル円は100pipsほどギャップダウンしています。また、FRB議長は、「今週のFOMCは開催しない」と発言したヘッドラインが入ってきました。