スキャルピングは、値が動けばトレードできます。
短期トレンドが発生するたびに、チャンスが巡ってきます。ですから、ボラティリティが高い時期は1日中トレードできることもあるでしょう。
ただ、短期トレンドの中身を見極めなければなりません。トレンド毎に、値幅も時間もスピード感も違いますから、どんな短期トレンドなのか判断する必要があります。簡単な見極めは、移動平均線に戻るトレンドかどうかです。
下記はユーロドル1分足です。
最初のトレンドは、下げて戻して移動平均線に戻る。また下げて移動平均線に戻るの連続で、最終的にN波動になります。
次のトレンドは、じり安で移動平均線に戻りません。
下降トレンドといっても、全く種類が違います。どんなトレンドになるのかを考える必要があります。どちらも、トレンドの前半では見極めできないので、後半部分でトレードするようにしています。
動き出したら、チャンスとばかりにスキャルピングするのではなく、ある程度の流れができてからエントリーし始めるのが良いでしょう。短期トレンドが終わると、いつもこう感じます。流れがわらかないまま目先の値動きだけでエントリーし、入るのが早すぎると連敗し、後悔するのです。トレードでは、連敗は資金がいっきに減るので要注意です。
違う値動きを見てみます。
下記は、何かの経済指標だったと思います。Aで指標発表、Bまで急落して半値戻りとなりました。この半値戻しまでは、見極めはできないでしょう。ただ、戻りから移動平均線を下抜けたあとは、短期下降トレンド回帰ですから、スキャルピングできると思います。
さて、昨日のFOMCのドル円1分足は、下記の短期トレンドでした。
Aが3時の政策金利発表、ここがサポートラインになり、会見スタートして下抜けました。Bが、S波動と移動平均線の戻りです。寝ていたので見なかったのですが、もしトレードするなら、Bからショート回転かなと思います。Bまで見極めるとはいえ我慢できるか、とも思います。
このように、短期トレンドにはいろいろな種類があります。
どんな形が得意なのか、決めてしまえばあとは淡々とスキャルピングするだけです。「まだ決まった型がない」と感じる方は、まず1分足の短期トレンドをたくさん見て、分析してみてください。
トレードは、手法とか言うと堅苦しくなります。
チャート見て発見する作業です。これを楽しめるかどうか、でしょう。