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ブレイクはいつも違うパターン

昨日は、ポンドが上値ブレイクしました。
下記4時間足チャートで、黄色のレンジ幅を形成していた点については、先月何回かブログで触れました。

レンジは分かり易くても、今回は、「ブレイクが一筋縄ではなかった」と思います。理由は、一度でブレイクするのではなく、レジスタンスになっていたネックラインを何度も行ったり来たりしてから、ブレイクしたからです。

ブレイクするときは、いくつかのパターンがあります。

・上ヒゲ、下ヒゲになってレンジに戻る(ダマシ)
・ブレイク後に押し目、戻りをつけてから本格的なトレンド形成
・押し目、戻りがなく一気にトレンド形成
・サポートライン、レジスタンスラインを何度か往復してから本格的なブレイク(もしくはレンジになる)

一言だと、「1回でキレイにブレイクしない」ということです。
上記4時間足を、30分足にして見てみます。

誰もが、1回目で「ブレイクきた」と思うはずです(このときは早朝だったので見てない方がほとんどだと思いますが)。しかし、1回でキレイにブレイクしないのが相場です。ブレイクすると期待して何度もロングしていると、エントリーした数だけ損切りします。

私は、昨日ブレイク後の押し目でロングできましたが、トレードで勝てるかどうかは、結局のところ分かりません。ダマシとなり、再度下落する可能性もありました。

そこで重要になるのが、損益率です。

「もし、上昇したら利を伸ばす」
「もし、下げてしまったら即損切りする」

こう思える場面でエントリーした方がいいです。
そのためには、「上げるならココから」というポイントでトレードすることです。勝てる土俵でトレードすることでしょうか。

エントリー時は、考えなければならないことがたくさんありますが、根拠あるトレードを心がけましょう。チャートはフラクタル構造なので、根拠は一つより二つ、二つより三つのように、多いほど精度は上がります。ブレイクのパターンはいつも違うので、やはりその日のチャート分析が必要になります。