昨日のニューヨークは、23時の指標後に動きだしました。ちょっと油断していてトータルで利益にはなりませんでした。負けたのは下げ始めで連敗したこと、勝ったところは値幅達成で取れた点です。昨日の23時台のユーロドル1分足チャートです。
Aが経済指標で、Bまで第一波です。一番大切なのは、この第一波を見つけることだと思います。BCが第二波、CDが第三波で値幅は23pipsと同じですね。BCの間で逆張りをしても、このような急落相場は値幅達成まで反発しないので、難しいです。私が連敗したのも、BCの間とCDの間です。CやDの反発では利食いできています。
難しいといっても相場では勝たなくてはなりません。勝つために、負けを防ぐことでしょうか。損切りに合ったら、次の値幅達成ポイントにラインを引いておいてそこまで待つのがベストです。これができればいいのですが、勝負だと意気込むと待てないのも事実です。これがポンド円やユーロ円なら待てるのですが、ユーロドルとドル円だけは勝ちたいという前提が駄目ですね。
さて、昨日の急落は、雇用統計の流れが続いています。8/4(金)雇用統計のユーロドル1分足を見てください。
値幅が違うだけで、同じような下落です。やはり、一番大事なのは第一波を見つけるかどうかです。昨日は、第一波から第二波→第三波のスピードが早かったです。戻りが少なく、私がそうだったのですが、ついていけなかったです。一方、雇用統計の1分足は、第一波のあと戻しが分かりやすく、高値切り下げで下抜けし第二波になっているので、わかりやすくスピードにも付いていけました。値幅は雇用統計の方が出ているのですが(一つの波が38pips)、下落のスピード感に付いていければ、値幅が大きくても反転も大きくなるので、チャンスになります。昨日のように値幅は小さくても、スピードに追いつけないと、根拠がないポイントでエントリーしてしまいますね。
雇用統計のCは、実は値幅がぴったり達成しているわけではありません。しかし、達成しなければ待つというだけで、何ら負ける要素にはなりません。様子見すればいいですからね。これが焦っていると、値幅達成しなくても早期エントリー、値幅を下抜けてもすぐエントリーし、結局、都合よく解釈してエントリーする理由を見つけるだけになってしまいます。
焦っていると、テクニカル関係なくどこでもエントリーしてしまいます。エンベロープのゾーンなんて見ているようで見ていないです。このトレンドで絶対勝ちたいという焦りだけは、注意したいと思います。