チャート分析 PR

1分足だけではわからない波動

昨日は、10時ころブログをアップしました。
N波動を意識すると書きましたが、実際にどうなったか見てみましょう。

ユーロドルで、まず1分足を見てみます。
15時~22時30までのチャートが、下記です。
チャートだけ見ても、何を基準に動いたのか、パッと見ただけではわかりません。何か法則のようなものがあるとは思えません。

1分足だけ見ていても、なかなか情報を引き出すのは難しいですね。
では、上位足の5分足を見てみましょう。

1分足よりも、5倍の全体像が見えますから、どのような推移をしたのかわかります。

1→もみ合い
2→上昇トレンド
3→トレンド後のもみ合い(押し目)
4→安値切り上げてもみ合い
5→高値更新
6→もみ合い(押し目)
7→安値切り上げてもみ合い
8→高値更新

このような流れです。
1分足よりも、5分足でみた方が把握しやすいですね。上位足と下位足をくまなくチェックすることが大切です。では、もう一度1分足を見てみましょう。5分足の1~6を同じ箇所で四角にしました。

1分足だと、上下動が激しく感じますから、全体像をより意識する必要があります。一番上の1分足を見た時は、このような1~6の局面の違いを捉えることが難しいです。5分足で見ておけば、何とかわかるでしょう。人それぞれですが、「1分足のローソク足で惑わされないようにする」ということが言いたいだけです。

実は、5分足だと下記のようにN波動になっていました。

1分足も、N波動の真ん中を見ていたことになります。
1分足のように、あまりにも細かいと、逆に把握できないこともあります。その逆もあります。大切なことは、下位足と上位足でチェックすることでしょうか。あと、短期トレンドとはいえ、トレンドはN波動になるという認識がないと、そもそもトレンドともみ合いを分割して捉えることはできません。結局のところ、基本を知っているかどうかです。それを、実際の相場で応用します。

個人的には、5分足の「34」と「67」の局面が、かなり重要です。
つまり、押し目から安値を切り上げていく場面です。ココがわかると、そのあとトレードしやすい印象です。どこに着目するかは、トレードの仕方によります。

自分なりに、「ココに着目する」というポイントを決めておくといいでしょう。相場の全てを把握することはできませんから、「どこに着目するか」が大事になってきます。相場の「何を」「どこを」見ているのか、考えてみてください。