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回転売買の損切りポイント

順張り回転売買のやり方について、6日前の記事で触れました。1分足の短期トレンドが発生したと認識したら、トレンド方向へ何度も順張りして利食い。これを繰り返すのが回転売買です。

今回は『損切り』についてです。
回転売買はトレンドが続いている限りできますが、1分足の短期トレンドは長くはありません。数十分、長くても1時間くらいで終わります。回転売買をしていれば、損切りするときがきます。それから回転売買の目線をストップします。

損切りをして回転売買を止めるポイントは、移動平均線です。ローソク足が移動平均線をデッドクロスしたら、ひとまず回転売買を止めます。

次は1分足です。

Aが経済指標で急騰しました。
押し目なく陽線が数本でているので強いのでしょう。かりにココからロング回転の目線になり、ロングをしたとします。移動平均線より上にある限りロングしますが、Bで移動平均線を下抜けました。

Bまではロング回転していれば何度か利食いできます。Bで移動平均線を下抜けていますから、ここでロング回転の目線をストップさせます。上昇トレンドの場合は、移動平均線を下抜けたら目線をストップします。

もしロング目線をやめられないと、Bの後は全押ししていますからロング回転を止めないと、損切りばかりになるでしょう。ロングすればするほど損失を広げることになります。せっかくロング回転を始めたのに、Bでストップするのは早すぎると感じそうです。まだまだトレードし足りないですね。

しかし、移動平均線を下抜けたということは、短期トレンドにおける押し目で買いが入らないことを意味します。今回のように下げ続ける可能性もありますから、ポジションを持っているなら損切りして回転売買を止めなければなりません。上昇を期待してロングするのではなく、再度上がってくるまで待つ必要があります。

下降トレンドの場合は逆で、移動平均線を上抜けたらひとまず回転売買をストップします。こうすれば、1分足の短期トレンドで大損することはなくなります。かりに100個のトレンドでスキャルピングしたとして、大損が1回もなく、順張り方向へ回転売買すればトータルで利益にはなるはずです。

1分足の短期トレンドなので、かなり強めのトレンドが発生した場合の作法としてとらえてください。