トレードには、『回転売買』と言われる手法があります。高頻度の売買(=スキャルピング)と考えれば良いでしょう。また、『〇〇の回転売買』という使い方もあります。
〇〇には、いろいろ入ります。
『押し目買い』の回転売買
『ドル円ショート』の回転売買
『ポンドドル1分足』の回転売買
使い方は自由です。
わたしが意識している使い方は、
上昇か下降のトレンドを決めて、その方向へ1分足で順張りスキャルピングをする『順張り回転売買』です。1分足の下降トレンドが発生したら、何度もショートでエントリーする回転売買です。下降トレンドが続く限り、ショートして利食い、またショートして利食いを繰り返します。
順張りで回転を続ける条件は2つです(下降トレンドの場合)。
①MAが下向き
②ローソク足がMAより下
上記チャートだと、
下降トレンドが開始し、Aがちょっとした戻りですが、移動平均線が下向きでローソク足が移動平均線よりも上にこないので、高値を切り下げることになりますから、ショート回転します。BやCも同じで、2つの条件を満たしている限り、ショートして数pipsで利食いし、またショートして利食いします。
なお、リアルタイムでは矢印の下降トレンド開始箇所は、本当にトレンドが発生するかわかりません。Aあたりで移動平均線より上にこないことを確認し、安値を切り下げるAより後らへんからショート回転する目安になります。
2つの条件がそろったまま下落すると、下記チャートのように短いトレンドラインやチャネルラインが引けます。ポイントは、移動平均線に沿ったトレンドラインです。2つの条件がそろっている限り、角度は変えていきますが少なくともトレンドラインは引けます。
ラインを上抜けるまで、つまり移動平均線を上抜けるまで回転売買の目線が継続できます。後は、何回エントリーするかです。エントリーした数だけ、利食いできる回数も増えるということです。トレンドが長いほど回転できる数が増え利益は大きくなります。
なお、上記はトレンドが発生した場面で説明していますが、少しボラティリティが出たとしてもトレンドにならないことも多いです。経済指標後や、3市場(アジア、ロンドン、ニューヨーク)の午前中などは短期トレンドが発生しやすいです。ですから、時間帯、トレンド発生時がブレイクアウトを伴っているかなど、トレンドが発生しやすいかどうかも考慮します。