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FXスキャルピングの大損を逆指値で脱出

トレードでやってはいけないことのひとつは『大損』です。トレーダーにより、資金量やトレードスタイル、資金管理方法の違いがあるので、いくら以上が大損になるという定義はありません。自分にとって取り返しのつかない損失と考えてみて下さい。普段のトレードでは、数か月から年単位でも取り返せないほどの損切りなどでしょうか。

私の場合は、1回のトレードで3桁をこえる(100万円以上)損切りがあると、金額的に大損かなと思います。ただ、スキャルピングでいうと、普段は数pips抜いているのに、1回で100pips以上の損切りはpips的に大損です(前日のトレードのように)。

では、どうすれば大損は防げるでしょうか?

成行注文の裁量トレードでは、どんなに注意していても損切りをちゅうちょすることがあります。相場急変時に判断が追いつかなかったり、戻るだろうと期待して損切りしないこともあり得ます。しかし、損切りをためらっていると、プラスに転ずることもありますが、逆に含み損が急拡大し大損を招くこともあります。こういった大損を防ぐには、自動的に(機械的に)損切りするしかありません。

それが『逆指値注文』です。
プライスが、不利な方向へ進んだときに発動する方法です。指値が有利に進んだときに使いますから、その逆とお考え下さい。また、新規注文と決済注文時に使えます。今回は、決済時に大損を防ぐために使うので、損切りするとき、つまり『決済時の逆指値』です。

簡単にいうと、損切り幅をあらかじめ決めておくことです。損切り幅は、金額で「マイナス〇〇円になったら強制的に損切り」という金額で決める方法と、「マイナス〇〇pipsに到達したら損切り」というpips幅が決める二通りがあります。

前日のような大損を防ぐため、明日から「pips幅」で逆指値を設定しようと思います。今年はちょいちょい大損を出すので、さすがにまずいです。逆指値を-20pipsで設定します(-20pipsになったら自動的に損切りを発動する)。設定方法をJFXの口座で説明しますので参考にして下さい。

普段クイック注文を使っているのですが、その場合は上記の黄色丸部分にチェックを入れ、逆指値を200にすると-20pipsで自動的に損切りになります(JFXでは200が20pipsです)。損切りをちゅうちょしても、最大が-20pipsなので、これで大損を防げます。なお、必ず-20pipsで損切りになるのではなく、-20pipsになったら損切り注文を発動するだけなので、実際の約定は-20pipsを少しこえる場合がほとんどです。

クイック注文ではなく、レート一覧やレートパネルから注文する場合は、下記の①設定を開き、②でそれぞれ逆指値にチェックして下さい。③の決済pips差設定で200と入れると-20pipsの逆指値注文になります。

※金額指定の逆指値注文を使う方はJFXのHPを見るとわかりやすいです。

これまで、逆指値を使って大損を防いで下さい、と記事で散々書いていたのに当の本人が使いこなしていませんでした。

大きく動いた時にエントリーすると、プラスにもマイナスにもすぐ逆指値にひっかかるので、損切りしなければよかった、となります。それが嫌で逆指値を入れても外してしまっていました。分割エントリーが前提で、-20pips以上になっても増し玉を入れると大きく勝てる場合が多かったです。

しかし、全部勝てるわけではなく、増し玉をしてもさらに逆行して全ポジション損切りになることもあります。その1回が大損になっていました。逆指値を入れることでメリットだけでなくデメリットもあります。逆指値が発動したあと、全戻しになることもあるでしょう。それよりも、とにかく1回の大損だけは防がねばなりません。

逆指値注文を入れることで損切り回数が増えたとしても、1回の大損がないことを最優先しようと思います。今後のスキャルピングが好転するか注目です。