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指標をまたぐ時に意識するテクニカル

先週は、米CPI・PPI、FOMC、ECB、日銀とイベントが多くありました。
重要指標があると、どうポジションを取るか迷います。スキャルピングなら、発表後の値動きを見てトレードすればいいのですが、それだと指標以外の相場で利益を上げることができない、というデメリットがあります。

基本方針としているのは、
重要指標があっても、指標前からトレンドが発生してれば「トレンド方向へポジションを持つ」ということです。

大切なことは、指標でトレンドが否定されたのかどうか。
トレンドが否定されるのは、上昇トレンドなら「安値を切り下げる」こと。下降トレンドなら「高値を切り上げること」です。

現在のドル円を見てみます。
15分足です。

先週のFOMCで上昇し、翌日は150pips以上のいって来い相場でした。ロングもショートも狩られる値動きですから、方針がないと難しいです。FOMCまで上昇トレンドだったので、安値を切り下げるまでトレンドは否定されない、というテクニカル的な根拠を意識すべきです。

安値①が直近の安値ですから、ここを下抜けない限り、いって来いだとしても上昇トレンドは否定されません。まず、これがトレード判断の基盤となります。トレンドは否定されるまで続く、というダウ理論でしょうか。こういう基本的なことを忘れないようにしたいです。余程のことが無い限り、私もFOMC後にショート戦略にはなりませんし、実際一度もショートしていません(秒スキャを除く)。

そして、実際のトレードは直近のネックラインで行なうことになります。

プライスから一番近いネックラインで反応するかどうかをチェックします。ここでも、上昇トレンドが継続するか、というトレンドにフォーカスしています。

トレンドは否定されるまで続く、というテクニカルの大前提をおさえつつ、トレード判断はさらに直近のネックラインで行なうのが実戦でしょうか。重要イベントがあろうが、トレンドが発生していれば、それが否定されるまで乗り続けることが大切だと思います。そのためには、どこでトレンドが否定されるのか、頭に入っていなければならないというです。