先ほど東京の仲値(9時55分)が終わり、ポンド円がじりじり上げています。昨日の高値をブレイクしそうですね。しかし、昨日の時点では高値ブレイクは想定していませんでした。現在のチャートで説明します。
昨日は、19時あたりから3回頭をたたかれて反落しています。ネックラインを引いていますが、このラインはレジスタンスです。1時間足で見てみます。
右ショルダーになっていました。
10日の金曜日に、高値更新して行ってこいとなり、ヘッドができました。これがポイントです。左ショルダーも分かりやすいので、「左ショルダー → ヘッド」ときたら次は右ショルダーです。この右ショルダーが、5分足のネックラインです。
これは、7/8のブログと同じ見方です。
左ショルダーとヘッドができたら、「パシっと右ショルダーで止まる」見方です。いつも止まるわけではありませんが、少なくとも「エントリーはしない」ポイントです。ロングするなら、ネックラインを明確に上抜けてからです。上抜けするという「期待」だけでロングすると、反落したときに振り回されます。
案の定、急落しています。
ブレイク期待でロングしていると、損切りした後に全戻しを見ることになります。
実戦では、このような揺り戻しに注意しなければなりません。ポジションがないと、この急落とかは気にしないかもしれません。しかし、ひとたびポジションを持つと、たった1回の反落でドキドキするなど、メンタルにきます。2回目や3回目の高値トライで失敗して急落に巻き込まれると、自信を失います。
ですから、こういう右ショルダーがでたら、私の場合は絶対にエントリーしません。ロングするなら、「右ショルダーを形成」したあと、さらに上抜けしたときです。機会損失になる場合もありますが、エントリーは「チャートパターンができてから」というルールにしています。
「ここでエントリーすれば絶対勝てる」というポイントを探すのは、無理でしょう。しかし、「ここでエントリーしない」というポイントは存在します。たとえ、想定が外れたとしても、機会損失になるだけで損失がないからです。ですから、「絶対エントリーしないポイント」なのです。絶対エントリーしないポイントを見つけると、エントリーポイントの精度が上がることにつながります。