相場は、毎日値動きの要因が異なります。
スキャルピングなど売買期間が短期になるほど、値動きしだいでトレード方法を変えていく必要があると考えています。スイングトレードだと、小さな値動きはノイズであり、大きな方向性を見ていればいいのでしょう。スキャルピングはそうはいきません。小さなノイズでトレードするからです。
いろいろな方法がある中で、今年に入ってからどんなポイントがあったのか見てみます。まず、さきほどのアジアタイムのドル円1分足です。9時から仲値後まで動きますから、この変動でスキャルピングできます。値幅が小さいので、本当に小さな利益を重ねていくトレードになるでしょうか。私はアジアタイムは苦手なので、ほとんどトレードしません。分かる人には、この上下動の方向性がわかるようですね。
次は、9日のドル円1分足です。
ニューヨークに下落しています。ネックラインを下抜け、N波動をイメージして順張り回転させていくスキャルピングです。1本ごとに高値と安値を切り下げていくトレンドの真っ最中でスキャルピングです。陰線をイメージして順張りです。
次は、経済指標などで、100pips以上の方向性が出た時に順張りするスキャルピングです。
先週の雇用統計とISMです。安値更新でショートしていれば、利益は勝手に乗ってきます。安値更新で突っ込み売りをしても勝てる相場であり、順張りしたい相場です。
ただ、移動平均線からかなり下離れした状態からショートするので、戻りには注意です。
次は5日のニューヨーク時間です。
オーバーシュートしたら逆張りのスキャルピングです(下記チャート、矢印の箇所)。私もよく入るパターンですが、相当オーバーシュートしないと反転しないので、逆張りの回数は少ないです。あと、移動平均線から順張りするスキャルピングです(下記チャート、丸印の箇所)。移動平均線が上向きなら押し目買い、下向きなら戻り売りです。
移動平均線あたりでスキャルピングする場合、スプレッドが拡大することはほぼありませんね。ですから、スキャルピング気にせずにトレードに集中できるのがメリットです。いろいろなポイントがありますから、よく復習してどこでスキャルピングすればいいか、ぜひ考えてみてください。