ドル円がさらに下落しています。
131.30円で一度も反発せず、簡単に下へブレイクしたことに驚きです。予測するのではなく、事実を確認してからトレードすることの大切さが分かります。反発と予想してても、実際にポジションを取るのは、反発した事実を見てからにする。ということです。
どんな場面でも言えることです。天底でポジションは取れなくなりますが、損失も回避できます。
損失の回避は、享受できたという目に見えるものがないので、重要視されません。しかし、トレードで生き残るのは、利益よりも損失をおさえることの方が大事です。
さて、アジアタイムの値動きは、連日続いている下げです。短期トレンドが出ると、下記のように何段階かにわけて推進していきます。
3段下げ、4段下げ、と言われるように、下降トレンドなら安値を3回か4回つけてトレンドが終わります。逆に、3回か4回下げるまでトレンドは継続するということです。1段下げがきたときに、2段や3段が想定できるかどうかが重要ですが、こういう規則性を理解していれば、対応できるのではないでしょうか。
もちろん全ての相場でこうなるとは言えませんし、勝てるとも言えません。負けることもあるでしょう。しかし、もしかしたらこうなるかも、という意識があれば、数をこなせば利益の方が上回ります。
下げた後は、戻りがあります。
下記を見てください。
戻りは、エリオット波動でいうと、修正波です。
修正波(戻り)は、同じような戻り方をするものの、全く同じ形にはなりません。たしかに、上記は時間も形も異なっています。違う形を形成しているかも、という想定ができれば良いと思います。
全体では、下記のようにエリオット波動が出たらもみ合いに入ります。正確には、エリオット波動は戻りも含めてトレンドが終わった状態の形を言いますのでニュアンスは違いますが。ただ、3段下げたらもみ合う、という認識があれば次の展開を待てます。
もみ合いからは、主要な高値がありますから、ココを上抜けるかどうかがポイントです。このような典型的な流れは、頭に入れておくといいです。短期トレンドだけでなく、中長期トレンドも同じ見方です。