ドル円が、昨日のニューヨークタイムから上昇しています。再び上昇のスイッチが入った感じがします。しかし、さきほど11:40に急落。こういう下げがあるのがドル円です。
落ちたところを買えばいいのでしょうが、短期売買だと個人的にはリスキーに感じます。第2波や第3波の下げがくる可能性があることと、急落時は、「安定して上昇し始めるまで時間がかかる」からです。ならば、上昇し始めてから買えばいいじゃないか、と考えていますす。
さて、昨日触れたユーロドルは、1日経過して下げています。
エントリー前に、どのようなポイントをチェックするのか見てみましょう。
まず、15分足です。
ポイントはABの2箇所です。
ブレイク前は、もみ合いが必要です。これが大前提で、AとBでもみ合っていることが、下げる前兆です。もみ合いで何を見ているかというと、「高値と安値の切り上げと切り下げ」、です。もみ合いのチャートパターンは、どんな形になるのか予測するのは不可能です。どんな形であれ、高値と安値にヒントがあります。今回は、Aで切り下げていますね。(切り上げていたら、カウンターラインが引けるなどして違うヒントがあります。)
Bは、15分足だと分からないので5分足にしてみます。
Aは、高値安値の切り下げから、下へブレイクしてさらに下げやすくなり、Bへとバトンタッチです。Bは、1.0930でもみ合いですが、時間的に短いですね。これをどう見るかです。AとBでは、もみ合いの時間が違うように、「もみ合う時間」もチェックします。Aのような6時間以上のもみ合いなのか、Bのように数十分のもみ合いなのか、です。
結果的にBで下落していきましたが、Aのように数時間もみ合ってから下落することもあるでしょう。結果はあまり重要ではありません。トレードで最も大事なことは、ポジションが取れるかどうかです。イメージ通りになれば、エントリーをする。何か違和感があるなら、スルーすればいいだけです。
このように、もみ合いの「形」がヒントになります。
また、「時間」も意識しましょう。
ユーロドルは、ネックラインをブレイクする「前」の見方です。逆に、昨日のオージー円のようにヒントなく急騰することもあります。5分足を見てください。
13:30に経済指標があり、急騰しています。これはヒントがないので事前にロングするのはリスキーです。そして、急騰したあとのAは、ロングできるでしょうか。高値や安値の切り上げ(切り下げ)がないので、ユーロドルと同じようなヒントはありません。もみ合いがなくチャートパターンがないからです。
Bで押し目をつけて空間を作っているので、これがヒントといえばそうですが。Bは見ていましたが、まさかココから2倍の値幅を出すイメージはなかったです。時間が必要だろうと判断しました。(もちろん、何かを基準にオージー円をロングして利幅が取れれば素晴らしいトレードですし、そのようなトレーダーはたくさんいます。)
ユーロドルは、動く前(ブレイク前)のヒントです。
オージー円は、動いたあと(急騰後)の判断です。
これから相場が動きそうだから、事前準備をするのか。
動いた後に、ポジションを取りに行くのか。相場環境は大違いです。これからトレードする通貨ペアが、ネックラインを突破する「前」か突破した「後」のどちらになるのかを意識するのも大切です。