トレードスキル PR

長期トレンドの逆張りは危険

FXは、利益をあげる手法はいくつかあります。
主流な方法に次の3つがあります。

①裁量トレード
②スワップ投資
③自動売買

私が実践しているのは①の裁量トレードですが、国内では②のスワップ投資も人気です。スワップは、ポジションを長期保有することが大前提で、長く持っているほど、利回りがよくなります。

ただ、通貨ペアを長期保有していると、必ず暴落する時期があります。そのときに、メンタルが辛くなってやめてしまうか、含み損をかかえてナンピンする投資家が多いようですね。スワップ投資の一番の問題は、長期保有です。トレンドに乗っている時は、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(スワップ益)も享受できますが、トレンドに逆らって「長期保有」すると、キャピタルゲインはマイナスになります。

スワップに人気の新興国通貨は、値動きがあまりありません。だからといって、長期にわたりトレンドに逆らっていると、もの凄い含み損になります。

「長期トレンドに逆らうと危険」なのは、スワップだけではありません。メジャーな通貨ペアも、トレンドに逆らうのは、危険です。

オージードルの週足を見てください。

昨日安値を更新したことで、リーマンショック以来の安値に到達しています。今回のポイントは、Aです。パーフェクトオーダーから戻りがあり、カウンターチャネルラインが引けます。これを下抜けたあと、パーフェクトオーダーに回帰しているので、「長期」の下降トレンド回帰になります。

Aは、2018年7月あたりです。

ここから下目線の相場観になっていれば、ロングをして含み損を抱えることがなくなります。Aから今日まで約1年半ですが、この通貨ペアで「1年半に渡って含み損を抱えない」ことは、投資をするうえで、優位性がでてきます。

※もし、このチャートが15分足なら、Aは絶好のショートポイントです。

たとえ、ショートができなかったとしても、ロングの長期保有だけはしない、という目線があれば、なにはともあれ大損をしないです。長期トレンドを把握しているだけで、日々のトレードに優位性が持てるため、毎日の積み重ねでトータルで利益になるということです。

裁量トレードには、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードがあります。どのやり方にしても、長期トレンドに逆らわないだけで期待値はプラスです。もちろん1分足レベルで逆張りはしますが、上位足でトレンドに逆らっているのか否か、はチェックすべきなので、やはり長期トレンドが大事です。

「長期トレンドは期間が長すぎて参考にならない」という見方もできますが、それは自分の尺度で考えているからです。長すぎる、短すぎる、というのは正解がなく、(オージードルなら)1年半下降トレンドという事実があるだけです。1年が長いか短いかは、人によるので、上位足のトレンドがどうなっているのか、だけにフォーカスすればいいでしょう。あまり考え過ぎても、答えは出ません。

オージードルに限らず、下げるとリバウンド狙いをしたくなりますが、「逆張り」は、1分足レベルの短期トレードに留めておく方がいいです。逆張りは、保有時間が長くなるほど、不利になります。私が1分足は逆張りしても、5分足以上でほとんど逆張りしないのは、このような理由です。というより、怖くてできないです。

ダブルボトムやヘッド&ショルダーズが形成され、「ココを抜けたらトレンドが一時的に反転する」というネックラインがあればいいですが、安易な長期トレンドに対する逆張りは、注意してください。