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損切り幅を基準にする

デイトレードでは、エントリーするときの枚数を都度かえています(最近)。私の場合は、20枚を基本とし、10枚、5枚と減らすことがあり、3つのパターン(20枚、10枚、5枚)です。5枚でエントリーし、あとから枚数を増す場合もあります。

ここで重要になるのが、基準です。

・どのような場面で何枚入るのか?
・枚数を減らす基準は?

基準が無いと、適当な資金管理になってしまいます。

基準は、「損切り幅」で決めることが多いです。デイトレードの枚数管理は、損益率がかなり重要です。リスク1に対し、リターンは、最低でも1。普段は、リスク1に対し、リターンが2か3になるような場面でエントリーするようにしています。損切り10pipsなら、利益確定が20pipsや30pipsということです。

ただ、エントリーしたくても、損切り幅が大きくなりそうな事もあります。そのような時に、枚数を減らします。

ユーロドルで見てみます。
下記日足は年初来高値を更新し、上昇トレンドです。

直近4日間の上昇トレンドを、15分足で見てください。

全て、ニューヨーク時間に上値更新しています。トレンドが強いときは、ニューヨーク時間の流れが重要でしたね。押し目をつけてから上昇するのが、相場の基本です。

では、実際にエントリーすると、損切り幅はどうなるでしょうか。7/22(水)を5分足で見てみます。

押し目を付けてから、Aでエントリーするとします。

損切り幅を、ネックラインの1.1495にすると、-50pipsになります。これでは、損切り幅がちょっと広いですね。利益確定が+50pips以上なら問題ありませんが、数時間のデイトレードだと、ちょっと損切り幅は広いです。しかし、年初来高値を更新し、上値を更新し続ける可能性が高いです。

エントリーしたいけど、損切り幅が広くてちょっと怖い。そのような時に、枚数を落とすようにします。いつも同じ枚数でトレードしなければならない理由はありません。相場に応じて、枚数は変えるべきでしょう。ただ、気分で変えるのは良くないので、デイトレードは損切り幅で決めるということです。

また、短期のデイトレードにすることもあります。損切りを、もっと短い-10pipsとかにして、利益確定も+10pips~+20pipsなど短くします。逆行したらすぐに損切りをするなどし、利が乗ったらOCOを入れたりします。数時間保有するつもりはなく、数十分で利益確定できればいいかな、というトレードです。

このように、枚数や損切り幅、利益確定の幅は、相場に応じて変えるようにしています。基本は、「損切り幅が大きくならないこと」です。原則を決めているので、トレード内容にブレが出なくなります。損切りにかかったとき、エントリーしなければよかった、という内容になりそうなら、スルーします。実際損切りになると悔しいのですが、後で振り返ったときに、根拠のあるトレードが出来ています。

逆に、利益確定はそこまで損切りほど根拠は必要ありません。適当はダメですが、重要なのは損切りです。