2つのルールの違い｜ロジカル思考と感情面

FXで勝ち続けるには、自分で決めたルールが必要です。どういう投資スタイルで、どれ位の期間投資するのか、また資金などの決めごとが必要です。投機性が高い短期売買ほど、より強固なトレードルールが必要と感じます。相場のどの場面で、どんなトレードをするのか。ルールがないと感情任せの行き当たりばったりのトレードになるからです。スキャルピングやデイトレードが当てはまります。

では、ルールがあれば勝てるかというと、そうでもありません。トレードで勝つための本質は、次の2つを実践することでしょうか。

大切なのは②でしょうか。
もちろん両方できないとダメです。ルールを決めても、それを守れなければルールの意味がありません。また、完璧にルールを守っていても、ルールの決め方が適当だと勝てません。①と②を組み合わせて、初めて勝てるものです。

ルールを決めるのは、意外と簡単です。しかし、そのルールを守ってトレードするのがとても難しいのです。それは、ほとんどの人が「感情でトレードするから」です。

さまざまな欲が邪魔をし、適切な行動を妨げます。もちろんトレードしているといろいろな感情がでてきます。恐怖心、期待、焦燥感など。それが投資というものでしょう。①と②を次のように分けることも可能と思います。

①がロジカル思考
②が感情

ですから、ルールを完全に守るのは無理だと理解しトレードしたほうがいいかもしれません。①と②は別物と考えた方が良さそうです。

ただ、ある程度のルールがないと、感情だけの相場観でトレードすることになります。これでは勝てないでしょう。基本的なルールがあり、たまには感情的になってルールを逸脱することがある。という程度にしておきたいです。そのためには、やはり強固となる自分だけのルール（手法や資金管理などの決め事）が必要です。

ルールがあるから逸脱したことがわかるのであり、常に頭の中には自分だけの基準（ルール）をもっておくべきです。相場が変わったら、ルール自体を改善しなければなりません。相場に応じたものにし、それを守るかどうかが相場で生き残る本質ではないでしょうか。

日ごろから、ルールがあるかどうかと、それを守ってトレードしているかどうかを意識してみて下さい。守っていなければ、なぜ破るのかを感情面から考えてみる必要があります。なにか発見があるかもしれません。