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必然的な負けを減らすには

相場には、波があります。
強さ、スピード感、長短、時間帯、ボラティリティ、そしてリクイディティの高低など。同じ波は無く、全ての相場でかみ合うはずがないのです。かみ合ったとき(イメージ通りになったとき)だけ、利益が出ればいいのであり、合わない時はポジションを持つ必要はありません。かみ合う時は、そう多くはありません。

まず、トレードする上でこれを理解しなければなりません。

「今日も利益を出さなければ」と焦燥感にとらわれ、全ての相場でポジションを持っていると、合わない時に必ず損失を出すことになります。必然的な負けが多くなる。いつもポジションを持っているのですから、これは偶然ではなく必然です。なるべくして出す損失です。

さて、ドル円は雇用統計から1週間で600pips下落と、値幅が大きいです。これまでの上昇と比べると、直近の下落は角度が急です。

この波に乗るのは、簡単ではありません。最初に書いた、強さやスピード感など、どれかが的外れだと、ポジションも的外れになります。分からないと思ったら、ノーポジであるべきと思いますが、利益を上げたいので多少なりともトレードしてしまいますが。

ただ、どんな相場でも、「今焦って利益を上げる必要はない」という姿勢は忘れないようにしています。相場は無くならないからです。この考えは常に頭の中にあり、危ないトレードにブレーキをかけてくれます。前提として、全ての相場でかみ合うはずがない、と分かっているからです。こう考えていれば、根こそぎ取ろうという気持ちもなくなり、無駄なポジションが減り、結果的に必然的な負けは相当減るのではないかと思います。