クロス円とドルストレートだと、クロス円の方が値幅が出ることがよくあります。値幅が出て、ボラティリティが高いと、難しいと感じる方もいるかもしれません。ただ、それだけで毛嫌いするのは、少しもったいない気がします。値幅が出ても、N波動をきれいに描いていれば、トレードはしやすいと思います。
ドル円とポンド円を比べてみます。
まず、ドル円の15分足です。
3時間前(21時すぎ)のチャートです。
チャネルラインは引けますが、トレードの視点では、エントリーポイントが明確にあるわけではありません。パーフェクトオーダーではあるものの、移動平均線とローソク足のスピードが合っていない印象です。下落速度が速いですね。値幅は出なくても、移動平均線がローソク足について行けないと、私は手が出ないです。7/20の後半から今日のアジアタイムまで、戻りがないですね。
一方、ポンド円の15分足を見てください。
ドル円と同様にチャネルラインが引けます。
違う点は、ポンド円はN波動がきれいですね。上げ下げの波が一定で、戻りをつけ、そしてしっかり下げています。きれいなトレンドだと、斜めのラインだけでなく、水平ラインも容易に引けます。
ABCDと、S波動出てますね。
斜めのチャネルラインと、水平のネックラインです。ドル円よりも値幅は出ていますが、チャートの形は、ポンド円の方がきれいに見えませんでしょうか。トレンドの出方の好みによりますが、私は、ドルストレートやクロス円関係なく、チャートがきれいな通貨ペアをトレードします。トレード根拠が見つけやすいからです。